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【PTXLN】市川ユウキ・覚前輝也のドラフト【Day2】

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「この環境は厳しい」と口々に言いながらも、それぞれの目標に向けた2日目がスタートしました。まずは市川さんと覚前さんのドラフトについてお伝えします。
 

 

 
●覚前輝也のドラフト

01
覚前さんは白黒タッチ《人質取り/Hostage Taker(XLN)》というデッキになりましたが、ピックのミスが響き、クリーチャー不足で《軍団の征服者/Legion Conquistador(XLN)》(3マナ2/2、同名サーチ)が1枚だけ入っているという形。結果は1-2でした。

ピックの流れ

1-1《深海艦隊の船長/Fathom Fleet Captain(XLN)》
1-2《縄張り持ちの槌頭/Territorial Hammerskull(XLN)》
1-3《選定された助祭/Anointed Deacon(XLN)》
1-4《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade(XLN)》
1-5《選定された助祭/Anointed Deacon(XLN)》
1-6《輝くエアロサウルス/Shining Aerosaur(XLN)》
1-7《鉤爪の切りつけ/Slash of Talons(XLN)》
1-8《軍団の裁き/Legion’s Judgment(XLN)》

2-1《人質取り/Hostage Taker(XLN)》
2-2《指名手配の獄道者/Wanted Scoundrels(XLN)》
2-3《指名手配の獄道者/Wanted Scoundrels(XLN)》
2-4《司教の兵士/Bishop’s Soldier(XLN)》
2-5《卑怯な行為/Skulduggery(XLN)》
2-6《巧射艦隊の拷問者/Deadeye Tormentor(XLN)》
2-7《女王の工作員/Queen’s Agent(XLN)》
2-8《継ぎ当ての翼/Cobbled Wings(XLN)》

3-1《猛竜の相棒/Raptor Companion(XLN)》
3-2《軍団の征服者/Legion Conquistador(XLN)》
3-3《女王の任命/Queen’s Commission(XLN)》
3-4《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast(XLN)》
3-5《崇高な阻止/Pious Interdiction(XLN)》
3-6《吸血鬼の印/Mark of the Vampire(XLN)》

覚前「1-4で、白黒になりそうだから吸血鬼になったときにきついという理由で《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade(XLN)》(海賊以外に全体2点)をとりあえずカットしたんですけど、こんな順目でカットしてる場合じゃなかった。一緒に2マナ3/1(《猛竜の相棒/Raptor Companion(XLN)》)があったんですが、そっちを取っていればあとあとずっと楽でした。
この環境、事故れば負けるし、23枚プレイアブルなカードがあって順番に展開できれば勝つし、全部展開したあとでマナフラッドしたら負ける、みたいな展開なので、無理なカットをするより思い通りのデッキになるようにピックしたほうがいいなと。
足りない2マナ域を確保するために2マナ2/2絆魂(《司教の兵士/Bishop’s Soldier(XLN)》)を取った2-4にパシフィズム(《崇高な阻止/Pious Interdiction(XLN)》)があったんです。さっき2マナ3/1を取っていればここでパシフィズムを取れたんで、やっぱり1-4はミスだったなと。
もう1つのミスが、3パック目の後半で、《火炎砲発射/Firecannon Blast(XLN)》をカットしたところです。だけど、ここに《未知の岸/Unknown Shores(XLN)》があったんですよ。2-1の《人質取り/Hostage Taker(XLN)》があるのに忘れてたのと、2マナ4/3(《指名手配の獄道者/Wanted Scoundrels(XLN)》)を早く出して除去されなければ勝てるマッチアップあるかなって、思考が引きずられてて、《未知の岸/Unknown Shores(XLN)》があまり目に入ってなかったんです。隣にカードを回した瞬間、「あっ!」ってなりました。」

02
覚前さんのデッキ(沼8、平地8、島1)

対戦結果

覚前「1ラウンド目、流してしまった2マナ3/1《猛竜の相棒/Raptor Companion(XLN)》のせいで負けました。3回連続で2マナ4/3(《指名手配の獄道者/Wanted Scoundrels(XLN)》)を2ターン目にちゃんと出したけど、こいつにずっと止められてたんです。おそらく僕が流したやつです。1回は《板歩きの刑/Walk the Plank(XLN)》にやられたんですけど、あとはだいたい同じ展開だったんで、1つのミスがずっと響きましたね。
2ラウンド目も負けで、3ラウンド目は白黒同系だったんですけど、相手のデッキが弱すぎて何しても勝つレベルでした。」

03
大森健一朗さんとの試合では、お互いに《軍団の征服者/Legion Conquistador(XLN)》を出しましたがどちらも「サーチなし」だったそうです。
 

 

 

市川ユウキのドラフト

04
市川さんは最初「豆腐デッキを組んでしまった」と言っていましたが、まわりの評価は「2-1くらいはできそう」とそんなに低くなく、実際の結果も2-1でした。
市川さんとしては、6マナ域以降のカードが全然ゲームを決められない弱さで、フィニッシャーにならないところをデッキの弱みと感じていましたが、見ていた八十岡さんたちによると「3マナ4マナががっちりしてるし、除去も多いので十分勝てる」という評価でした。

ピックの流れ

1-1《依頼殺人/Contract Killing(XLN)》
1-2《流血の空渡り/Skymarch Bloodletter(XLN)》
1-3《卑怯な行為/Skulduggery(XLN)》
1-4《這い回る心止虫/Skittering Heartstopper(XLN)》
1-5《崇高な阻止/Pious Interdiction(XLN)》
1-6《深根の戦士/Deeproot Warrior(XLN)》
1-7《風を跨ぐ者/Wind Strider(XLN)》
1-8《海賊の獲物/Pirate’s Prize(XLN)》

2-1《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha(XLN)
2-2《依頼殺人/Contract Killing(XLN)》
2-3《依頼殺人/Contract Killing(XLN)》
2-4《イクサーリの守り手/Ixalli’s Keeper(XLN)》
2-5《ティシャーナの道探し/Tishana’s Wayfinder(XLN)》
2-6《ティシャーナの道探し/Tishana’s Wayfinder(XLN)》
2-7《新たな地平/New Horizons(XLN)》
2-8《川守りの恩恵/River Heralds’ Boon(XLN)》

3-1《吸血鬼の印/Mark of the Vampire(XLN)》
3-2《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter(XLN)》
3-3《イクサーリの卜占師/Ixalli’s Diviner(XLN)》
3-4《巨大な戦慄大口/Colossal Dreadmaw(XLN)》
3-5《大物群れの操り手/Drover of the Mighty(XLN)》
3-6《ティシャーナの道探し/Tishana’s Wayfinder(XLN)》

市川「1-1が一番キーだったんですけど、赤のプレイアブルなカードが4枚あったんです。《風雲船長ラネリー/Captain Lannery Storm(XLN)》、2マナ1/1の恐竜アンコモン(《猛竜の幼生/Raptor Hatchling(XLN)》)、赤白の2/2飛行(《空の恐怖/Sky Terror(XLN)》)、2マナ2/2のアタックで+1/+1(《ティロナーリの騎士/Tilonalli’s Knight(XLN)》)。このパックで赤を取ったら絶対に下とかぶるし、黒はダーバニ(《依頼殺人/Contract Killing(XLN)》)しかなくて取れば0枚になるから、ダーバニ取りました。
1-2はあまり選択肢がなくて、赤いカードはあったけど1-1で流した時点でもう絶対やらないと決めてるんで、3マナ2/2飛行(《流血の空渡り/Skymarch Bloodletter(XLN)》)。1-3は2マナ2/2絆魂の吸血鬼(《司教の兵士/Bishop’s Soldier(XLN)》)と《卑怯な行為/Skulduggery(XLN)》とで、まだ全然吸血鬼にならなくていいので後者。
とにかく黒は下に流さないようにしようって感じでやってたけど、1-5あたりから黒いカードがあまり取れなくて、緑や青などほかの色をつまんでいってたら、1-11あたりで4マナ3/4到達(《葉を食む鞭尾/Grazing Whiptail(XLN)》)が流れてきて、7マナ4/6(《好戦的なブロントドン/Belligerent Brontodon(XLN)》)もいたんです。じゃあ緑黒はありかなという気配を感じつつ、1パック目は終了した次第です。

2-1の《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha(XLN)》はラッキー。どうせ《新たな地平/New Horizons(XLN)》デッキにしようと思ってたから絶対タッチできるんで取ったら、2-2、2-3でダーバニ(《依頼殺人/Contract Killing(XLN)》)が2枚取れて、宝物も出るからもうタッチし放題。
あとは緑のカードがちょいちょい流れてきたんですけど、6マナ域以降が0枚なんですよね。5マナも4/4バニラしかいないし。なので、2パック目の最後のほうで8マナ9/9(《古代ブロントドン/Ancient Brontodon(XLN)》)を拾いました。ダーバニ3枚のおかげで6ターン目、《新たな地平/New Horizons(XLN)》もあれば最速5ターン目に出るんで悪くない。実際、けっこう出ましたよ。チャピンにパワー4以上破壊(《軍団の裁き/Legion’s Judgment(XLN)》)で秒で殺されましたけど(笑)。

3-1は取るものが何もなくて、《吸血鬼の印/Mark of the Vampire(XLN)》。まあデッキ的には押し込まれるからいいかなと思って取ったらけっこう活躍しました。3-2はすごくうれしい《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter(XLN)》。3-3は、《イクサーリの卜占師/Ixalli’s Diviner(XLN)》か3マナ2/2飛行の吸血鬼(《流血の空渡り/Skymarch Bloodletter(XLN)》)で、2マナ域がここまでに3枚しか取れてなかったんで、かなり悩んだんですけど前者にしました。で、3-4で待望の6マナ、3-5でマナクリが取れて、緑は流れてくるけど、6/6トランプルがもう1枚欲しかったな~と思いながら終わりました。
ただ上が青緑マーフォークでトランプルもつまんでたから、たぶん無理だった。2-1、2-2あたりのタイミングで青緑のマルチのマーフォークを2枚流してたから、かなり強いマーフォークだったと思いますね。」

05
市川さんのデッキ(森8、沼8)

対戦結果

市川「1ラウンド目が、上にいた強い青緑マーフォークで、余裕で負け。3/3でアタックしたら5マナ4/4瞬速でしゃくられたりしたし。
2ラウンド目は白黒吸血鬼のパトリック・チャピンだったんですけど明らかに失敗デッキで、1-2ハンデス君(《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter(XLN)》)で手札の除去を抜いて、《吸血鬼の印/Mark of the Vampire(XLN)》つけて殴ってたら一生それが通って、2ゲームともそれで勝ちました。
3ラウンド目はハビエル・ドミンゲスの赤白だったんですけど、1本目はクソドブンでした。
初手がマナクリ(《大物群れの操り手/Drover of the Mighty(XLN)》)、《新たな地平/New Horizons(XLN)》、8/8(《古代ブロントドン/Ancient Brontodon(XLN)》)、ダーバニ(《依頼殺人/Contract Killing(XLN)》)、《吸血鬼の印/Mark of the Vampire(XLN)》、沼が2枚で、森はない。先手で沼セットゴー、次に森を引いてきて、マナクリ出してゴー、次も土地引いて《新たな地平/New Horizons(XLN)》出してアタック。返しにブロックできない3/3が出てきたけど、ドローしたら《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha(XLN)》で、7点殴ってGG。ドミンゲスも「Oh, GG」って言ってた(笑)。
2本目は除去でさばいて6マナ4/4絆魂(《不死の古き者/Deathless Ancient(XLN)》)が残って勝ち。地べたビートダウンには強い構成だったんで、相性いいところと2回当たって2-1できてラッキーでした。」

大物群れの操り手
新たな地平
レギサウルスの頭目

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