【PTBFZ】ラウンド6 山本賢太郎VS渡辺雄也【Day1】
ドラフトラウンド3回戦とスタンダードラウンド2回戦の計5回戦を終えて、Team Cygamesの成績は、
市川ユウキ…0勝5敗
覚前輝也…2勝3敗
山本賢太郎…3勝2敗
トータル5勝10敗という厳しいもの。
唯一勝ち越している山本がマッチアップした相手は、多くのタイトルと『ジャパニーズジャガーノート』の異名を持つトッププロ・渡辺雄也。
なんと今回二人は、ほぼ同じデッキをシェアしている。
このミラーマッチを、山本は勝ちきることができるのか?
【Game1】
第一ゲームはミラーマッチらしい《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》をめぐるシーソーゲームとなった。
1マリガンの渡辺に対し、7枚の手札と先手を手にした山本。
先に《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》を設置することに成功し、さらなる脅威として《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》を送り出す。
しかし、渡辺もすぐさま《隔離の場/Quarantine Field(BFZ)》でこれに対処。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》を貼り返すが、これは《破滅の道/Ruinous Path(BFZ)》ですぐさま墓地へ。
このままでは《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》に殴りきられてしまう渡辺は、《破滅の道/Ruinous Path(BFZ)》(覚醒)でギデオンの生み出したトークンを除去しつつ、4/4のブロッカーを生み出す。
しかし、山本は《隔離の場/Quarantine Field(BFZ)》で自らの《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》が囚われている渡辺の《隔離の場/Quarantine Field(BFZ)》を追放し、自らのもとに《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》を取り戻す。
渡辺もまた、2枚目の《隔離の場/Quarantine Field(BFZ)》で《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》を追放するのだが、山本は《破滅の道/Ruinous Path(BFZ)》(覚醒)で渡辺の頼みの綱だった4/4となった土地を破壊しつつ、4/4を戦場に。
序盤から《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》にじわじわとライフを詰められていた渡辺は、この4/4に対処することができず、自らの負けを認めた。
山本1-0渡辺
【Game2】
第二ゲームは山本のマナスクリューによるあっけない幕切れとなった。
渡辺は後手を選び、互いに《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy(ORI)》を設置する展開。
しかし、4マナをそろえて《面晶体の記録庫/Hedron Archive(BFZ)》を用意できた渡辺に対し、山本は土地が3枚で止まってしまう。
もちろん、渡辺は豊富なマナを活かして《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar(DTK)》を呼び出し、山本の《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy(ORI)》を奪う(渡辺も《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy(ORI)》をコントロールしているためレジェンドルールにより墓地へ)。
山本は《破滅の道/Ruinous Path(BFZ)》で《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar(DTK)》を退けるのだが、渡辺が送り出した第二の刺客である《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》には対処できず、ゲームセット。
山本1-1渡辺
【Game3】
第三ゲームは手札破壊を絡めたテクニカルな試合となった。
先手を選んだ山本は痛恨のダブルマリガン。
しかしながら、2ターン目に《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy(ORI)》を着地させる。
山本は渡辺の《強迫/Duress(DTK)》によって《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》を失うも、引き込んできた《強迫/Duress(DTK)》で渡辺から《破滅の道/Ruinous Path(BFZ)》を奪う。
これで、渡辺の手札は2枚の《面晶体の記録庫/Hedron Archive(BFZ)》と2枚の《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar(DTK)》、そして《隔離の場/Quarantine Field(BFZ)》という鈍重なものとなった。
ここで浮いたターンが山本の《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy(ORI)》に十分な時間を与える。《束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound(ORI)》に姿を変えると、忠誠値はぐんぐん上昇。さらに《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai(DTK)》も登場して盤石な戦場を築き上げる。
対する渡辺はようやく十分なマナを得ると、《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar(DTK)》で《束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound(ORI)》のコントロールを奪い、《強迫/Duress(DTK)》をフラッシュバック。山本の手札から《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited(BFZ)》を落とす。
山本は《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar(DTK)》を《破滅の道/Ruinous Path(BFZ)》して《束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound(ORI)》を再び自分のものに。渡辺と同様に《強迫/Duress(DTK)》をフラッシュバックして、渡辺から《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke(KTK)》を奪い去る。
渡辺が完全に息切れしたと判断し、《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai(DTK)》が殴り始める。これが山本に《隔離の場/Quarantine Field(BFZ)》を与える。
タップした《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai(DTK)》こそ一度は渡辺に《隔離の場/Quarantine Field(BFZ)》されるが、山本はもちろんこれに《隔離の場/Quarantine Field(BFZ)》で対処。
渡辺の放つ最後の脅威である《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar(DTK)》も《破滅の道/Ruinous Path(BFZ)》すると、渡辺は素早くカードを片付けた。
山本2-1渡辺
山本賢太郎、2日目進出!