【PTBFZ】ラウンド15 覚前輝也 VS Raphael Levy【Day2】
by Team Cygames
長いプロツアーラウンドも終わりが近づいている。
覚前プロの現在の成績は7勝7敗。勝ち越しで終われるかどうかの大切な一戦であたったのは殿堂プレイヤーのRaphael Levy。
Levyといえば、15歳から20年近く第一線で活躍している古豪中の古豪である。
2006年に殿堂入りしてから約10年経とうというのだから、もはやダブル殿堂と言っても過言ではない（殿堂プレイヤーは初めてプロポイントを獲得してから10年以上経ったプレイヤーの中から選ばれる）。
覚前は『アタルカレッド（赤緑の攻撃的なデッキ）』を手に、この伝説相手にどのような試合を見せるのか。
【Game１】
覚前の放つ《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》《炎跡のフェニックス/Flamewake Phoenix(FRF)》といった脅威に対し、Levyは《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》。
その果敢能力を誘発させつつ、《残忍な切断/Murderous Cut(KTK)》2枚で覚前の攻め手を奪う。
すぐさま後続を放ちたい覚前なのだが、手札は《タイタンの力/Titan’s Strength(ORI)》や《ティムールの激闘/Temur Battle Rage(FRF)》などの強化呪文のみ。
そうこうしているうちにLevyが《軍族童の突発/Hordeling Outburst(KTK)》からの《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor(KTK)》という大技を決め、速やかに覚前を介錯した。
覚前 0-1 Levy
【Game2】
Game1とは打って変わってGame2では覚前のシークレットテクが炸裂した。
覚前の《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》をLevyが《乱撃斬/Wild Slash(FRF)》で撃ち落とす。
何もせずに第2ターンを終えた覚前に対し、Levyは赤系対策カードの定番《アラシンの僧侶/Arashin Cleric(FRF)》をプレイ。覚前はここぞとばかりに《アタルカの命令/Atarka’s Command(DTK)》でライフゲインを防ぎつつ3点ダメージ。
ただの1/3が突っ立っている戦場に、覚前はフェッチランドと呪文で肥えた墓地を探査しつつの《わめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrills(KTK)》！
これにはLevyも思わず溜息。
しかたなく《軍族童の突発/Hordeling Outburst(KTK)》で延命を図る。
覚前は追加の《わめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrills(KTK)》と《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》で戦線をさらに有利なものとする。
Levyは仕方なくゴブリントークンでチャンプアタックしつつ強襲の《風番いのロック/Wingmate Roc(KTK)》。
覚前は手札に《鐘突きのズルゴ/Zurgo Bellstriker(DTK)》を温存しつつ、2体の《わめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrills(KTK)》と2/2の《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》で攻撃。
Levyは2体のマンドリルを《風番いのロック/Wingmate Roc(KTK)》と鳥トークン、そしてゴブリントークン2体で相討ちに持ち込むのだが……次のドローを確かめると土地だらけのハンドを覚前に見せて投了した。
覚前 1-1 Levy
【Game3】
Game3は、空が戦場となった。
《僧院の速槍/Monastery Swiftspear(KTK)》《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》と理想的な動きの覚前だったが、Levyの《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》と《軍族童の突発/Hordeling Outburst(KTK)》が行く手を阻む。
さらに《絹包み/Silkwrap(DTK)》で《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》を追放されてしまった覚前は、活路を空に見出して《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》を降臨させる。
しかし、飛行戦力ならLevyの選んだカラー……マルドゥにも存在する。
そう。《軍族の解体者/Butcher of the Horde(KTK)》である。
さらにLevyは《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor(KTK)》まで自軍に加え、+1能力で大規模ライフゲイン。
覚前は《軍族の解体者/Butcher of the Horde(KTK)》を《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》で相討ちにとるのだが、10点以上ついてしまったライフ差をどうすることもできない。
やがて《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor(KTK)》が吸血鬼トークンを生み出し始め、制空権を失った覚前はカードを片付ける他なかった。
覚前 1-2 Levy
