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【PTOGW】ドラフトラウンドまとめ【Day2】

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2日目に出場したTeam Cygamesの3名は、ドラフトテーブルは全員別々でしたが、なんと全員が3-0し、チームで9-0という驚異的な成績を挙げました。完全勝利の秘訣はどこにあったのでしょう?

 

 

●ドラフトラウンド:市川ユウキの場合

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市川さんがドラフトしたデッキは青黒赤(タッチ赤白ミシュラランド)のコントロール。パワーカードが多い仕上がりとなりました。

 

ポイントとなるピック
1-1《ザダの猛士/Zada’s Commando(OGW)》
1-2《次元の歪曲/Spatial Contortion(OGW)》
1-3《耕作ドローン/Cultivator Drone(OGW)》

2-1《忘却の一撃/Oblivion Strike(OGW)》
2-9《ザダの猛士/Zada’s Commando(OGW)》
2パック目終盤《鋭い突端/Needle Spires(OGW)》

3-1《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye(BFZ)》
3-2《荒廃の一掴み/Grip of Desolation(BFZ)》
3-3《掴み掛かる水流/Clutch of Currents(BFZ)》

ザダの猛士 鋭い突端

「これはさすがに3-0しそう! かなり強い!」と市川さん。《ザダの猛士/Zada’s Commando(OGW)》で地上を止めて、重いカードで勝つというプランですが、《ザダの猛士/Zada’s Commando(OGW)》で1点撃ちまくって勝ったゲームもありました。
赤がたくさん流れてきて、《ザダの猛士/Zada’s Commando(OGW)》は1パック目と2パック目で2枚ずつ取れたうえ、2-9で一周してきました。でも速いデッキである青赤怒濤は組みたくなかったとのことで、欠色寄りでコントロール方向にピックしていきました。すると土地がかなり遅く流れてきて、1パック目で《未知の岸/Unknown Shores(OGW)》2枚を含めて5枚取れ、これなら何かタッチできるなと思っていたら、2パック目の初手に黒の除去があったので黒をタッチすることにし、土地を多めに取っていきました。《鋭い突端/Needle Spires(OGW)》(赤白ミシュラランド)だけ、「起動できたらいいな」というつもりで入れていましたが、少しだけ取った覚醒カードともうまく組み合わさって活躍してくれました。
《マラキールの占い師/Malakir Soothsayer(OGW)》などの黒の同盟者は、たくさんいる《ザダの猛士/Zada’s Commando(OGW)》と合わせて「たまに起動したらいいな」という気持ちで2パック目でつまんでおきました。
このデッキは、昨日のように“イヤナガ・メソッド”に基づくものではありませんが、「この環境のドラフトデッキは速くなければいけないということはなく、後手でもちゃんと勝てるデッキが組める」という心構えは、市川さんが彌永さんから学んだことです。

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●ドラフトラウンド:山本賢太郎の場合

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山本さんは卓に少なかった赤をうまく集めることができ、かなり強力な青赤グッドスタッフデッキが仕上がりました。

 

ポイントとなるピック
1-1《怒りの具象化/Embodiment of Fury(OGW)》
1-2《思考刈り/Thought Harvester(OGW)》
1-3《アクームの炎探し/Akoum Flameseeker(OGW)》
1-4《巨岩投下/Boulder Salvo(OGW)》

2-1《思考刈り/Thought Harvester(OGW)》
2-2《ザダの猛士/Zada’s Commando(OGW)》
2-3《食い荒らす炎/Devour in Flames(OGW)》
2-4《ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers(OGW)》
2-5《ゴブリンの自在駆け/Goblin Freerunner(OGW)》

3-1《空中生成エルドラージ/Eldrazi Skyspawner(BFZ)》
3-2《湧き上がる瘴気/Rising Miasma(BFZ)》
3-3《氷の猛進/Rush of Ice(BFZ)》
3-4《ドラーナの使者/Drana’s Emissary(BFZ)》

ゴブリンの闇住まい  食い荒らす炎

1-1が、《ウマーラの絡め捕り/Umara Entangler(OGW)》が一周してきそうなパックだったので、それを回収して青赤をやりたいと思っていたら、期待通り戻ってきてうまくドラフトを進めることができました。1パック目にあまり赤が出ていなかったようで、そんな中で山本さんが初手から赤を取っていたため卓に赤が少なく、2パック目の返しでは強い赤カードが大フィーバー。《ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers(OGW)》は状況に応じていろいろできる素晴らしいカードです。2パック目の段階でかなりデッキが強くなっており、カードが余りそうだったので3パック目ではカットに走る余裕がありました。1-2と2-1の《思考刈り/Thought Harvester(OGW)》はパックに青赤の選択肢がこれしかなく、カードとして結構強いのでピックしたけれど、デッキの完成形には入りませんでした。サイドカードがいろいろ余っていてサイド後の対応力も高いため、「2-1は固くて、点数的にも80点くらいはある」良デッキとなりました。

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デッキはこちら。
その後山本さんは、スムーズに勝ちを重ねて見事に3-0しました。

 

 

●ドラフトラウンド:渡辺雄也の場合

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渡辺さんのデッキは土地を16枚に絞った軽い白赤同盟者で、序盤から押せ押せで行くタイプになりました。

 

ピックの流れ
1-1《マキンディの飛空士/Makindi Aeronaut(OGW)》
1-2《岩屋の装備役/Stone Haven Outfitter(OGW)》
1-3《ゴブリンの自在駆け/Goblin Freerunner(OGW)》
1-4《武器の教練者/Weapons Trainer(OGW)》
1-5《落とし子縛りの魔道士/Spawnbinder Mage(OGW)》
1-6《ジョラーガの援軍/Joraga Auxiliary(OGW)》
1-7《タジュールの道守/Tajuru Pathwarden(OGW)》
1-8《焼尽の光/Searing Light(OGW)》
1-9《骨の鋸/Bone Saw(OGW)》

2-1《落とし子縛りの魔道士/Spawnbinder Mage(OGW)》
2-2《コーの鎌使い/Kor Scythemaster(OGW)》
2-3《隊長の鉤爪/Captain’s Claws(OGW)》
2-4《ゴブリンの自在駆け/Goblin Freerunner(OGW)》
2-5《コーの鎌使い/Kor Scythemaster(OGW)》
2-6《ゴブリンの自在駆け/Goblin Freerunner(OGW)》
2-7《凶暴な力/Brute Strength(OGW)》
2-8《力強い跳躍/Mighty Leap(OGW)》
2-9《骨の鋸/Bone Saw(OGW)》

3-1《物静かな使用人/Serene Steward(BFZ)》
3-2《多勢/Outnumber(BFZ)》
3-3《ヴァラクートの発動者/Valakut Invoker(BFZ)》
3-4《うねる撃ちこみ/Serpentine Spike(BFZ)》
3-5《影の滑空者/Shadow Glider(BFZ)》
3-6《石術師の焦点/Lithomancer’s Focus(BFZ)》
3-7《大物潰し/Smite the Monstrous(BFZ)》
3-8《天使の贈り物/Angelic Gift(BFZ)》
3-9《領地のベイロス/Territorial Baloth(BFZ)》
3-10《城砦化した塁壁/Fortified Rampart(BFZ)》
3-11《髑髏砕きの補充兵/Shatterskull Recruit(BFZ)》

ゴブリンの自在駆け 骨の鋸
1-1に神話レア《終止符のスフィンクス/Sphinx of the Final Word(OGW)》がありましたが、青をやりたくないのと、7マナ域からドラフトを始めたくなかったので避けました。白いカードが1パック目にほとんどなかったので、白赤か白緑をやれたらと思い、白を絞る意味もこめて《マキンディの飛空士/Makindi Aeronaut(OGW)》をピック。これは白黒にも使えて受けの広いカードです。一緒に入っていた《骨の鋸/Bone Saw(OGW)》が一周するだろうと思っていたので、続く《岩屋の装備役/Stone Haven Outfitter(OGW)》や《武器の教練者/Weapons Trainer(OGW)》は取りやすかったとのことです。1-6で《ジョラーガの援軍/Joraga Auxiliary(OGW)》が来て、これはすでに取った赤いカードを切ってもいい強カードなので取り、赤と緑を両天秤にかけました。2-3で来た装備品により、赤の同盟者をいかすべく白赤に寄せることに決めました。
デッキがかなり軽いコストに寄っていてマナフラッドを許容できないので、土地を16枚に絞り《うねる撃ちこみ/Serpentine Spike(BFZ)》など7マナ以上のカードはメインには入れませんでした。また、強い2マナ域があまり取れなかったため、《ゴブリンの自在駆け/Goblin Freerunner(OGW)》を2マナで運用できるように《骨の鋸/Bone Saw(OGW)》が3枚入っています。
レアに恵まれなかったので、デッキ的には「2-1できたらいいなというところ」とのこと。

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デッキはこちら。平地8枚、山8枚。4マナの位置にありますが、なるべく2マナで出したい《ゴブリンの自在駆け/Goblin Freerunner(OGW)》は横向きに置いています。
「2-1できたら」というやや弱気なコメントでしたが、“上ブレ”して結果的に3-0でした。

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