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【PTSOI】2ndドラフト・山本賢太郎/渡辺雄也【Day2】

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2日目のドラフト取材記事も前後編でお届けします。

 

●山本賢太郎のドラフト

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今回Team Cygamesのメンバーと何度かマッチングしているAndrea Mengucciさんとの対戦。

ポイントとなるピック
1-1《内部衝突/Dissension in the Ranks(SOI)》
1-2《裏道の急使/Byway Courier(SOI)》
1-3《ケッシグの鍛冶場主/Kessig Forgemaster(SOI)》
2-1《秘密の解明者、ジェイス/Jace, Unraveler of Secrets(SOI)》

山本さんのデッキは青緑。緑の決め打ちは前から決めており、初手で赤を取って赤緑に行きたかったのですが上のMengucciさんが赤白だったため赤が全然流れて来ず、青が後半にだいぶ流れてきたので青にスイッチすることになりました。そして2-1で《秘密の解明者、ジェイス/Jace, Unraveler of Secrets(SOI)》を引けたので、青緑がすんなり決まりました。
ただ中途半端に入っている調査シナジーが弱くて、デッキパワーを下げているというのが回してみてわかりました。山本さんいわく、「ここらへん(下の写真左)が、もっと強化スペルとか強いクリーチャーだったらよかった。サイド後はこっちの昂揚とかのカード(下の写真右)に入れ替えてました。ほとんど昂揚はしなくてたまーにできるぐらいですけど、それでも中途半端な調査シナジーよりはこっちのほうがよかったなと」。

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山本さんのデッキ(島9、森8)

1-2ないし2-1のデッキという評価で、9ラウンド目にMengucciさんと当たって負け、10ラウンド目は強い青黒デッキに負けて、最後赤黒デッキに勝って1-2という結果でした。

 

 

●渡辺雄也のドラフト

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ドラフト前の渡辺さん。

ピックの流れ
1-1《ケッシグの鍛冶場主/Kessig Forgemaster(SOI)》
1-2《内陸の木こり/Hinterland Logger(SOI)》
1-3《悪意の調合/Sinister Concoction(SOI)》
1-4《モークラットの屍蛞蝓/Morkrut Necropod(SOI)》
1-5《火の猟犬/Pyre Hound(SOI)》
1-6《過ぎ去った季節/Seasons Past(SOI)》
1-7《薄暮のニブリス/Niblis of Dusk(SOI)》
1-8《薄暮のニブリス/Niblis of Dusk(SOI)》
1-9《両手撃ち/Dual Shot(SOI)》
1-10《躁の書記官/Manic Scribe(SOI)》
1-11《収まらぬ思い/Nagging Thoughts(SOI)》
1-12《躁の書記官/Manic Scribe(SOI)》
1-13《健忘の器/Vessel of Paramnesia(SOI)》

2-1《歯牙収集家/Tooth Collector(SOI)》
2-2《霊魂破/Geistblast(SOI)》
2-3《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger(SOI)》
2-4《悪魔の遊び場/Devils’ Playground(SOI)》
2-5《霊魂破/Geistblast(SOI)》
2-6《苛虐な魔道士/Sanguinary Mage(SOI)》
2-7《町のゴシップ屋/Town Gossipmonger(SOI)》
2-8《目録/Catalog(SOI)》
2-9《グリフの加護/Gryff’s Boon(SOI)》
2-10《翼切り/Clip Wings(SOI)》
2-11《招かれざる霊/Uninvited Geist(SOI)》
2-12《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle(SOI)》

3-1《抗えない抑止/Compelling Deterrence(SOI)》
3-2《火の猟犬/Pyre Hound(SOI)》
3-3《溺墓での天啓/Epiphany at the Drownyard(SOI)》
3-4《銀毛の援護者/Silverfur Partisan(SOI)》
3-5《金縛り/Sleep Paralysis(SOI)》
3-6《溺墓の探検者/Drownyard Explorers(SOI)》
3-7《苛虐な魔道士/Sanguinary Mage(SOI)》
3-8《村の伝書士/Village Messenger(SOI)》
3-9《ジェイスの精査/Jace’s Scrutiny(SOI)》
3-10《行方不明/Gone Missing(SOI)》
3-11《セルホフのランプ灯し/Lamplighter of Selhoff(SOI)》
3-12《流城の導師/Stromkirk Mentor(SOI)》
3-13《セルホフのランプ灯し/Lamplighter of Selhoff(SOI)》

渡辺さんは39枚でデッキを登録してしまい、余分な土地1枚が入ったうえ9ラウンド目をゲームロスでスタートとなってしまいました。
デッキは本人いわく「《癇しゃく/Fiery Temper(SOI)》も《ただの風/Just the Wind(SOI)》もない赤青だからだいぶやばい」。赤青に参入したのが少し遅めで、1パック目は「よくいえば手広いピック、悪く言えばフラフラ」。
初手は《ケッシグの鍛冶場主/Kessig Forgemaster(SOI)》か《倒し霊/Topplegeist(SOI)》で、カードパワーが高い《ケッシグの鍛冶場主/Kessig Forgemaster(SOI)》のほうを選択。2手目はとりあえず強い緑、3、4手目はパックで一番強い黒カードを取りました。
ターニングポイントは5手目。《町のゴシップ屋/Town Gossipmonger(SOI)》が流れてきて白がいないとわかりましたが、最初に白を流していることもあり、初手合わせで赤いカードをピック。7、8手目で《薄暮のニブリス/Niblis of Dusk(SOI)》が来て、9手目で《両手撃ち/Dual Shot(SOI)》が一周してくるだろうという読みだったので、それもあって青赤というアーキタイプをかなり意識します。そこからはかなり青が流れて来て、青黒か青赤どっちかにしようと思って2-1で黒を取りましたが、赤の流れが急によくなったので青赤に決まりました。《町のゴシップ屋/Town Gossipmonger(SOI)》と《グリフの加護/Gryff’s Boon(SOI)》をカットしたのは、白をじゃんじゃん流していたので、自分の勝率を少しでも上げるため。2-8にも《グリフの加護/Gryff’s Boon(SOI)》があって、卓に1人の白が取り切れていなかったのか、もしくは全然いなかったかも? できれば《癇しゃく/Fiery Temper(SOI)》か《ただの風/Just the Wind(SOI)》を取りたかったが流れて来ず、かなり焦っていたので3-1では《ただの風/Just the Wind(SOI)》より弱い《抗えない抑止/Compelling Deterrence(SOI)》を取りました。3-2、3-3でかなりデッキが締まりました。

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渡辺さんのデッキ(島8、山8、平地2)。40枚目として入れる候補は、横向きになっている《セルホフのランプ灯し/Lamplighter of Selhoff(SOI)》。

 

「2-1で御の字、1-2してもしかたがないデッキ。白ががら空きだったので、1パック目に白を取っていればどうやっても3-0のデッキになっていたと思います」と話していた渡辺さん。ゲームロスからのスタートでしたが、2ゲーム取って9ラウンド目を取り返し、11ラウンド目まで結局1ゲームも落とさずに3-0して、さすがの勝負強さを見せました。遅いデッキに強かったのと、結局白に当たらなかったのが勝因とのことです。

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