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【PTAER】覚前輝也/渡辺雄也のドラフト【Day2】

014

●渡辺雄也の場合

渡辺さんは初手の2枚の選択によって白青デッキになりましたが、もう1つの選択のほうがよかったとのことで、結果は1-2でした。

02
ジョシュ・アター・レイトンさんとの対戦

全ピック順とピックの流れ

1パック目

03
1-1《暁羽の鷲/Dawnfeather Eagle(AER)》
1-2《チャンドラの革命/Chandra’s Revolution(AER)》
1-3《搾取工区の喧嘩屋/Sweatworks Brawler(AER)》
1-4《霊気毒殺者/Aether Poisoner(AER)》
1-5《浮遊化改造/Aerial Modification(AER)》
1-6《修復専門家/Restoration Specialist(AER)》
1-7《路地への回避/Alley Evasion(AER)》
1-8《隠れた薬草医/Hidden Herbalists(AER)》
1-9《鉄覆いの革命家/Ironclad Revolutionary(AER)》
1-10《修復専門家/Restoration Specialist(AER)》
1-11《攻城化改造/Siege Modification(AER)》
1-12《霊気査閲者/Aether Inspector(AER)》
1-13《強気な回収者/Defiant Salvager(AER)》
1-14《砦の執行官/Bastion Enforcer(AER)》

2パック目

04
2-1《尖塔の巡回員/Spire Patrol(AER)》
2-2《無謀なレーサー/Reckless Racer(AER)》
2-3《飲み込む炎/Hungry Flames(AER)》
2-4《搾取工区の喧嘩屋/Sweatworks Brawler(AER)》
2-5《移動駐屯所/Mobile Garrison(AER)》
2-6《ギラプールのミサゴ/Ghirapur Osprey(AER)》
2-7《修復専門家/Restoration Specialist(AER)》
2-8《ギラプールのミサゴ/Ghirapur Osprey(AER)》
2-9《巧みな放逐/Deft Dismissal(AER)》
2-10《改良器具/Implement of Improvement(AER)》
2-11《稼働停止/Decommission(AER)》
2-12《大胆な潜入者/Audacious Infiltrator(AER)》
2-13《第四橋をうろつく者/Fourth Bridge Prowler(AER)》
2-14《砦の執行官/Bastion Enforcer(AER)》

3パック目

05
3-1《バリスタ突撃車/Ballista Charger(KLD)》
3-2《霊気嵐のロック/Aetherstorm Roc(KLD)》
3-3《速接会のオオトカゲ/Weldfast Monitor(KLD)》
3-4《歓待する構築物/Eager Construct(KLD)》
3-5《プロペラの先駆者/Propeller Pioneer(KLD)》
3-6《絶妙なタイミング/Impeccable Timing(KLD)》
3-7《永存確約/Built to Last(KLD)》
3-8《安堵の再会/Cathartic Reunion(KLD)》
3-9《アラダラ急行/Aradara Express(KLD)》
3-10《巨人の光景/Giant Spectacle(KLD)》
3-11《鼓舞する突撃/Inspired Charge(KLD)》
3-12《むら気な巨人/Wayward Giant(KLD)》
3-13《敏捷な革新者/Nimble Innovator(KLD)》
3-14《博覧会場の恐怖/Terror of the Fairgrounds(KLD)》

渡辺
このドラフトは、1-1がすべてでした。パックがかなり弱くて、レアは使えず、この《暁羽の鷲/Dawnfeather Eagle(AER)》のほか、《ならず者の精製屋/Rogue Refiner(AER)》(青緑のアンコモン3マナ3/2)との二択しかない。そのパックに《捕食/Prey Upon(AER)》と《隠れた薬草医/Hidden Herbalists(AER)》(紛争で2マナ出る緑の2マナ2/2)があったので、白は1枚だけど、緑は青緑も含めて3枚ある。どっちを取るかすごく悩んで、このパックはすごく弱いから、恐らく緑のカードが全部消えて卓に緑が3人できるだろうと思ったので、白いほうを選びました。それが分岐点でした。
1パック目の序盤で緑の流れがよくて、そこで緑に方向修正するかも悩んだんですけど、途中で取れた赤のカード群もスタッツは高かった。結果として、青緑の《ならず者の精製屋/Rogue Refiner(AER)》は卓に3枚出て、それらが全部僕の前を通過していきました。
白自体、けっこう遅い順目でデッキに入るレベルの白いカードが取れてポジションは悪くかったんですけど、これというカードが出なかった。《光に目が眩む/Caught in the Brights(AER)》がすごい欲しかったんですけど、《浮遊化改造/Aerial Modification(AER)》とかの強カードと一緒に出てしまって取れるタイミングがなくて。一応後半引いても大丈夫な2マナ域って理由で《修復専門家/Restoration Specialist(AER)》(エンチャントとアーティファクトを回収する白の2マナ2/1)を入れてましたけど、単純に2/1は弱かったです。
この環境、コモンからは全然スタートしたくないので、アンコモン以上から入ったほうがいいんですけど、アンコモンが2色縛りというのを毛嫌いしてしまったのが、今回の反省点かなと思います。初手から青緑をやっていたら、かなり完成度の高いデッキになっただろうなと。

06
渡辺さんのデッキ(平地8、山8)

対戦結果

渡辺
デッキとしては、それでも2-1はできるかなと思っていたんですけど、壮絶に事故ってしまって1-2でした。
1ラウンド目がジョシュ(Josh Utter-Leyton)の青白に負け。2ラウンド目は世界選手権に出てたMOチャンプのニール(Niels Noorlander)に、相手が2事故で勝ち。3ラウンド目は知らない方のグリクシスで、1本目勝ち、2本目は相手のブン回りをさばききったところで息切れして負け。3本目は事故って負けです。

 

 

 

●覚前輝也の場合

覚前さんはオーウェン・ターテンワルドさんやアンドリュー・クネオさんら強豪に囲まれたテーブルに入り苦しいドラフトでしたが、「人生最大の上ブレ」で2-1することができました。

07

ピックの流れ

1-1《搾取工区の喧嘩屋/Sweatworks Brawler(AER)》
1-2《搾取工区の喧嘩屋/Sweatworks Brawler(AER)》
1-3《鉄装破壊車/Irontread Crusher(AER)》
1-4《異端の飛行機械職人/Maverick Thopterist(AER)》
1-5《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》
1-6《移動駐屯所/Mobile Garrison(AER)》
1-7《霊気毒殺者/Aether Poisoner(AER)》
1-8《正確な一撃/Precise Strike(AER)》
1-9《世話/Wrangle(AER)》

2-1《巨怪の猛攻/Monstrous Onslaught(AER)》
2-2《霊気流の豹/Aetherstream Leopard(AER)》
2-3《無謀なレーサー/Reckless Racer(AER)》
2-4《屑鉄さらい/Scrap Trawler(AER)》
2-5《搾取工区の喧嘩屋/Sweatworks Brawler(AER)》
2-6《ラスヌーの帆背びれ/Lathnu Sailback(AER)》
2-7《破壊的細工/Destructive Tampering(AER)》
2-8《路地の絞殺者/Alley Strangler(AER)》

3-1《発明者のゴーグル/Inventor’s Goggles(KLD)》
3-2《鋳造所のコウモリ/Foundry Screecher(KLD)》
3-3《航空艇/Sky Skiff(KLD)》
3-4《不法仲買人/Lawless Broker(KLD)》
3-5《短命/Die Young(KLD)》
3-6《気ままな芸術家/Spontaneous Artist(KLD)》
3-7《霊基体の野心家/Ambitious Aetherborn(KLD)》
3-8《活力の奔出/Rush of Vitality(KLD)》
3-9《夜市の見張り/Night Market Lookout(KLD)》
3-10《炎鍛冶の組細工/Fireforger’s Puzzleknot(KLD)》

覚前
まあひどいドラフトです、これは。今回は2回ともレアに全然恵まれなかった。
1-1は、この《搾取工区の喧嘩屋/Sweatworks Brawler(AER)》(4マナ3/3即席威迫)のほかに《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》と《復讐に燃えた反逆者/Vengeful Rebel(AER)》(黒の紛争で-3/-3する3/2)がいて三択でした。赤か白は絶対さわりたいと思っていて、《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》はリスクが高いし、《復讐に燃えた反逆者/Vengeful Rebel(AER)》はあまり強いと思ってないんで、丸い《搾取工区の喧嘩屋/Sweatworks Brawler(AER)》にしました。『赤に行きたいなー、《霊気追跡者/Aether Chaser(AER)》(2マナ2/1先制)が3枚くらい取れないかなー』って願望を抱いてました(笑)。
でも赤の流れはあまりよくなくて、黒は空いてたんですけど、赤黒は3-0できないアーキタイプなのであまりやりたくなかった。違う色に行きたくて、1-4までは赤青の即席ができるかなって考えてたんですけど、1-5で《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》が回ってきて、明確に黒が空いてるから黒が確定しました。
2-1は赤と黒と青でピックに値するカードが全然なかったので、とりあえず一番撃たれたら負けそうな《巨怪の猛攻/Monstrous Onslaught(AER)》をピック。2-2は赤緑デッキがワンチャンあるかなと思ったんですけど、正直《霊気流の豹/Aetherstream Leopard(AER)》はなかった。反省です。血迷ってました。でも、ここはほかにいいカードもなくて、せいぜい《残酷な決断/Cruel Finality(AER)》(3マナ-2/-2インスタント)くらいですね。
2-3に《襲拳会の革命家/Maulfist Revolutionary(AER)》(緑の3マナ3/3トランプル)があって、けっこう強いカードなんですけど、『さすがにこれ取ってたら迷走しすぎだな』って我に返って(笑)、《無謀なレーサー/Reckless Racer(AER)》のほうになりました。2パック目はチョロチョロとだけ赤が流れてきたんで、黒ベースで赤を補色に組めたらという気持ちでしたね。できるだけ《悪意器具/Implement of Malice(AER)》とかのアーティファクトを取りたかったんですけど、あまり取れず。
色選びに失敗してデッキが弱くなったなと感じていて、とにかくピックが下手です。いつもは適当に、『赤やりたいから赤取る!』って感じでもそこそこ回ってくるんですけど、今回は卓のレベルが高かったので赤も白も回ってこなくて、そういう時の引き出しが少ないなと。たぶんナベとかだったらうまく色変えできると思うんですけど、無理やり突っ込んでしまって弱いデッキを組み上げた感じでした。

ちなみに覚前さんが、近くにいた八十岡さんに「1-1は3枚のうちどれがよかったと思う?」と尋ねたところ、「卓が強いなら、黒をみんな嫌うだろうから《復讐に燃えた反逆者/Vengeful Rebel(AER)》か《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》かな」という答えでした。

08
覚前さんのデッキ(沼8、山8)

対戦結果

覚前
自分の中では0-3確定のデッキだったので、これが2-1できたのは人生最大の上ブレといってもいいくらいです。
1ラウンド目はクネオに負け、2ラウンド目は1本目先攻で相手がマリガン、普通に回って1ターン差くらいで勝ち。2本目は相手がすごいブン回りだったんですよ。2ターン目に《亢進するネズミ/Thriving Rats(KLD)》(黒の2マナ1/2)が出て、3ターン目に《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》を出しながらアタックして、《亢進するネズミ/Thriving Rats(KLD)》が3/4になるんですよ。4ターン目にもう1セット《亢進するネズミ/Thriving Rats(KLD)》と《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》が出てきて、アタックしてきたネズミが6/7(笑)。めちゃくちゃ完成度の高いデッキでしたけど、3本目は相手が沼しか出なくて勝ちました。
3ラウンド目は赤白のPatric Coxで、お互い1本ずつ取り合った3本目で相手が平地しか引かなくて勝ちました。『これがマジックだな、どんなに弱いデッキでも3割はあるな』って実感しました。おかげでこのあとの構築ラウンドに望みが持てます。

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ランチは会場併設のカフェにて。じゃがいもに豆と肉のソースを添えたメニューは、アイルランドっぽさがあります。

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カフェの物価はやや高めですが、デリやマフィン、ほおずきが乗ったかわいいタルトなどがあります。

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