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【MythicInvitational】番外編:八十岡さん・覚前さんと過ごすボストンの休日

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3月31日(日)、ミシックインビテーショナルのほうは決勝が行なわれていますが、Team Cygames恒例の(とはいえ最近なかなかできていなかった)観光に出かけました!
実は八十岡さん、けっこうな美術館好き(世界三大美術館のルーブルとメトロポリタンには行ったけれど、ロシアのエルミタージュだけは行く機会がなさそうで残念とのこと)。きれいなものが好きな覚前さんもお誘いし、アメリカでもトップクラスのボストン美術館に行くことにしました。

ちなみに昨日の30日ですが、MPLメンバーは会場で来場客にパックを配ったり、サインの要望に応えたりといったファンサービスを行なったそうです。
一方覚前さんはホテルにこもって市川さんの生放送を見ていました。取材班も仕事の合間にちょくちょく見ていましたが、あまりに面白くて仕事の手が止まってしまうのが玉に瑕でした(笑)。

 

 

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以前に山本さん・覚前さんと行ったスペインのプラド美術館と比べ、ボストン美術館は空いていました。
入場料は1人25ドルとお高めですが、一度チケットを買うと10日間入れるため、数日かけて見られるシステムです。

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アモンケットっぽさがすごい、古代エジプト美術のエリアから順番に見学。八十岡さんが、覚前さんにピラミッドの構造について説明し「一度ピラミッドの中に入ってみたいけど、迷路になってるし、閉じ込められたら怖いよね~」という話をしていました。

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紀元前2000年頃にエジプト近辺で広く遊ばれていたボードゲーム。2人でサイコロを振ってすごろくのように棒を進めつつ相手の棒を奪い、相手の棒を全部なくせば勝ちのようです。チンアナゴに似ています。

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嵐の精霊の像をのぞき込む2人。「これ、映画だとうっかり発掘して災難を呼ぶヤツだよね~」

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ボストン美術館はただ絵が飾ってあるだけではなく、部屋ごとにいろいろな趣向が凝らされています。この写真のように昔の部屋が作られていたり、ピラミッドの狭く圧迫感のある玄室が再現されていたり、ステンドグラスの教会風の部屋もあったりと、没入感があって面白いです。
覚前さんはゴージャスな感じの家具が好きなので興味深げにチェックしていました。ただ、かなり選定眼が厳しいので、美術館にたくさんあった中にはお眼鏡にかなう椅子はありませんでした。

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豪華な寝椅子。これを見ながら八十岡さんが「これくらいのソファで一時生活していたことがある」という話をしてくれました。横に小さい机とパソコンだけ置き、そのソファで寝起きして暮らしていたそうです。

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コンテンポラリーアートのコーナーにあった、ガラス製の着物のオブジェ。「ジャンプして顔を出して」と指示された覚前さんは、「中学生か!(笑)」と言いながらもやってくれました。

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色つきの貴石を組み合わせて作られた超豪華なタンス。「八十岡翔太博物館」ができたら、これの引き出しに「何年何月のプロツアーで使ったデッキ」と分類してカードを入れよう!と覚前さん。八十岡さんは過去のドラフトデッキなどを全部保管しているので、引き出しごとにそれらがみっちり入っているのはいいですね。

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足が疲れたのでカフェで休憩していると、「灯争対戦」プレビューカードの情報がツイッター経由で入ってきます。
次はブースターパックごとに1枚のプレインズウォーカーが入っているセットですが、覚前さんはプレインズウォーカーが嫌いだそう。理由は、「プレインズウォーカーを出して場に定着したらほぼ勝てるので、出して勝つのも出されて負けるのも簡単になりすぎてしまうから」。
また、「カードの能力ではなくてキャラ的に好きなプレインズウォーカーは?」と聞いてみたところ、八十岡さんは「タミヨウ。浮世離れしてて、我関せずなところがいい」、覚前さんは「ヤヤ・バラードのアバターをアリーナで使い出したらけっこう勝ったから好き。カードは使ったことないけど」とのことでした。

実地研究者、タミヨウヤヤ・バラード
 

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ヨーロッパのエリアは美術館一番の目玉です。四方の壁すべてにモネのさまざまな絵が飾られた部屋が特に素晴らしく、撮影も自由なので2人ともたくさん撮っていました。

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有名どころがずらりと並ぶヨーロッパのエリアに比べると、アメリカのエリアにはあまり知っている画家の名前がありませんが、その分新たな発見があります。こちらはトマス・サリーの「デラウエアへの渡河」。アメリカ独立戦争でワシントンが流氷の浮かぶ川を渡って勝利した歴史画です。

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これもアメリカの絵で、土地のイラストにありそうな美しい風景。《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast(ORI)》のように、青と緑マナが出そうと話していました。

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旧約聖書のエジプト第7の災いを描いたこちらの絵画も、ソーサリーのイラストのような雰囲気です。書き込みがとても精緻で、八十岡さんが「このへんの細かいところがリアルですごい」と指し示しているところ。

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ナイアガラの滝の絵をたくさんまとめた壁面。2人ともナイアガラの滝には行ったことがありませんが、v「もうこれで行ったようなものだからいい」と覚前さん。

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ちょうど天皇陛下の譲位を控えているため、日本の皇室について取り扱った特別展示がありました。皇室ゆかりの浮世絵や絵葉書などが飾られ、それぞれの時代の天皇と元号について紹介しています。アメリカ時間で今日の夜に発表される新しい元号はどんなものになりそうか、みんなで予想し合いました(なお外れ)。

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美術館内の広々したレストランでハンバーガーのランチ。思い出話がはずみました。覚前さんは学生時代テニスに打ち込み、八十岡さんは子供のころ山でカブトムシを捕まえたりもしていたとか……。

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閉館時間までたっぷり美術館に滞在した後、アメリカ最古にして最高峰レベルの大学であるハーバード大学に行きました。写真は西側の入口の門です。
また、この近くには理系の世界最高峰であるマサチューセッツ工科大学もあります。

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ハーバードさんの銅像の靴に触ると幸運が訪れるのだとか。

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生協でハーバード大学のお土産を買いました。かなり広い店内に、ひたすら服が並んでいて、学部ごとに好きなデザインを選んだりできます。

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お酒を入れるスキットルから赤ちゃん用のスタイまで、ハーバードブランドのあらゆるグッズが売られています。これは家にさりげなく置いておきたいハーバードクッション。「VERITAS」の文字は「真理たれ」という創立理念を表します。

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ハーバードバインダー。9ポケットファイルを入れてカードの保管にも使えます。これを本棚に並べておいたら、めちゃくちゃ頭が良さそうに見えますね!

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八十岡さんはハーバードのマウスパッドと長袖シャツを、覚前さんはマウスパッドとマグカップを買いました。ハーバード生は1日18時間勉強するという話もあり、それくらいの高い意識を持ってマジックに取り組むために、アリーナをやりながらこれでコーヒーを飲むそうです。

 

 

観光をしている間にミシックインビテーショナルは進み、イタリアのアンドレア・メングッチさんがみごと優勝しました。よく知っているプレイヤーが2500万ドルの賞金を獲得したことで、皆さんもだいぶモチベーションが上がったようです。
今後は4月のミシックチャンピオンシップ・ロンドン2019に向けてモダン・フォーマットの準備をしていくことになります。
ドラフトが「灯争対戦」のプレリリースとなるため、前もって練習するのは困難ですが、練習方法の計画は順調に進んでいるようでした。
各人の目標やチームシリーズでの好成績を目指し、さらにTeam Cygamesの挑戦は続きます!

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