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Team Cygamesへの30の質問・前編

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「好きなピザのトッピング」から「史上最強プレイヤーは誰か」まで、Team Cygamesのメンバーに、さまざまな質問をぶつけてみました!

かつて、PVことパウロ・ヴィター・ダ・モダ・ロサさん(現世界チャンピオン)が、マジックとマジック以外の話題をごちゃ混ぜにして、「なんでもベスト5ランキング」を記事にしていました。こちらを元に、Team Cygamesの皆さんにも同様の質問をしてみた企画になります。

今回の「前編」では、以下のPVさんの記事を元にさせていただきました。英語ですが、どんなベスト5が選ばれているか気になる方はチェックしてみてください。

https://strategy.channelfireball.com/all-strategy/mtg/channelmagic-articles/pvs-top-5-lists-for-2019/

https://articles.starcitygames.com/premium/pvs-top-5-best-players-in-history-misconceptions-about-pro-players-and-disney-movies/

 

つい先日、市川さんが優勝したMOチャンピオンシップや、八十岡さんがライバルズガントレット進出を決めたリーグ・ウィークエンドが行なわれたばかりですが、大会についてのまとめ記事は「2021年・夏のTeam Cygamesだより」を追って掲載予定ですので、そちらをお待ちください。

※今回の質問は6月末に行なっています。

 

 

 

30の質問スタート!

Q1.自分の名前を間違えられたときの呼ばれ方

山本
「KENTARO」は長くて言いにくいので「KEN」と自己紹介することが多いです。なので、特に間違われることはないですね。
八十岡
ヤスオカ

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昔フィーチャーテーブルで「やそっか」と間違えられたときの写真です。

覚前
「oh,Ichikawa!!」
海外マジック界隈では日本人=「いちかわ」と間違われることが多いです。
市川
アジアグランプリのカバレージではシム・チャップマン(ライター)に“Ishikawa”によく間違えられてました!
何回も記事で書いてもらってるのに毎回のように間違えられてひどい!(笑)
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優勝したグランプリ・シンガポール2018のカバレージのトップでもIshikawaになってます 😥

 

 

Q2.現スタンダードのベストデッキは?

山本
ジェスカイサイクリング。長所は攻めが多角的で、カウンターも採用できるところ。
八十岡
あったら知りたい。
覚前
特にないように思います。
突飛なアイデアをデッキに組み込むことができれば、どのデッキでもベストデッキになる可能性があると思います。
市川
ジェスカイ変容です。
システマティックでありながらエレガント、最高のデッキです。

 

 

Q3.マジックのカードを、プレイ以外で何に使うか

PVさんの記事では「蚊を叩き殺す」「しおり」「ホテルのカードキー代わりにさしておく」といった使用例がありました。

山本
持ってないカードのプロキシ(代用)として。
八十岡
一人回しによる精神安定剤。
覚前
海外グランプリだと、シールドやドラフトで遊んだカードをお店に売ってその日の「ご飯」にする、という意味で自給自足に使っています(笑)。
市川
基本的に他のことでは使いませんが、ドラフトの当たり順を決めるのに基本土地を使ったりしますね。
「ツンドラバッド」って決め方があって、覚えておくと便利ですよ。その場にあるものですぐ当たり方を決められて便利!

・《島》2枚と《平地》2枚、《山》2枚と《沼》2枚をランダムに配ります。

・1回戦は同一の基本土地の人とマッチングします。

・2回戦は《島》の勝ちと《平地》の勝ち、《山》の負けと《沼》の負け、みたいな感じで《Tundra》と《Badlands》の関係性で当たります。

・最後は勝ち星の付く順番が同じ同士、例えば負け勝ちは負け勝ちと当たります。

Tundra2 Badlands2

 

 

Q4.MPLになってないけど才能あるプレイヤー

山本
デッキ構築の面で高尾翔太くん。
八十岡
「才能」とは? LSV(Luis Scott-Vargas)とか?
覚前
・熊谷陸
1つの事を極める才能があり、周りの仲間を大事にし、勝利に対し貪欲。実力者と付き合ったり考え方を共有するほど伸びるタイプだと思います。
・原根健太
自分がやってる事に対し一番遠いところからゲームを攻略していき、確実に登り続ける晩成タイプなプレイヤーだと思います。一度上り詰めると牙城を崩すのは難しいと感じさせる力があります。

・山本賢太郎

プレイングが本当に正確です。長年の経験と努力からなるものだと思いますが、今このプランが1番適正という「選択」を取り続けることに非常に長けているプレイヤーだと思います。

市川
・熊谷陸
単純にものすごく上手いし、情熱もあります。
てるやもヤマケンもポテンシャル的にはライバルズリーグ、MPLに匹敵すると思います!

 

 

Q5.現環境(スタン以外も可)で過小評価されているカードは?

山本
《表現の反復》。
八十岡
なし。
覚前
《空を放浪するもの、ヨーリオン》
このカードを掘り進めたデッキはあまりありませんが、まだまだ過小評価の可能性があると思います。
市川
《神託者の広間》
先日セカコロの決勝ラウンドの解説をさせてもらったんですが、《神託者の広間》が大活躍していました。
《恋煩いの野獣》のような出来事クリーチャーと相性が良いですし、可能性を感じました。

表現の反復 空を放浪するもの、ヨーリオン 神託者の広間

 

 

Q6.現環境(スタン以外も可)で過大評価されているカードは?

山本
《ヤスペラの歩哨》。
八十岡
《記憶の欠落》。
覚前
スタンダードだとミッドレンジのカード全体を強く作りすぎてると思います。
アグロやコントロールもカードパワーを上げて、アグロ、コントロール、ミッドレンジの「ジャンケン」にしてしまったほうがゲームとして面白くなると思っています。
それでこそサイドボードが生き、マジックの魅力が生かせると思います。
市川
モダンですが、《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》。
いろいろなカラーリングで試してみましたが、デッキのバランスが難しく安定を取るか爆発力を取るかの選択肢になってしまってうまく組めませんでした。

ヤスペラの歩哨 記憶の欠落 アスモラノマルディカダイスティナカルダカール

 

 

Q7.アメリカに行くと困ることは何?

PVさんはメートル制でないのがわかりにくいとか、トイレのドアに空いた大きなスキマとか、ホテルの部屋で天井に照明がなくて薄暗い、といったことを挙げていました。あとはタクシーやレストランでチップの計算が必要なことなども、日本人にとっては困ることですね。

山本
小銭の使い道。自動販売機でも使えないコインがあったりして、使い切れない小銭がたまってしまう感じです。
八十岡
なぜか太る。炭酸飲料ばかりで飲めるものが少ない。
覚前
英語がしゃべれないことですね。
市川
ジャンキーで美味しいんですけど手軽な食事が脂っこいものばかりで、アメリカの滞在日数が増えるほど体調が悪くなっていくのを感じます。

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アメリカでデザートを頼むと、こんな大ボリュームのものがホイホイ出てきます。

 

 

Q8.最近読んでよかったファンタジー小説/漫画

元のPVさんの記事では「ファンタジー小説」に限定されていましたが、漫画にも範囲を広げました。ただ、あまりファンタジーのジャンルを読んでいる方はいないようです。

山本
ファンタジーでは特にありません。それ以外なら「ランウェイで笑って」。
八十岡
ファンタジー小説の定義が難しい。一応最近読んで気に入ったのは「本好きの下剋上」。
覚前
ファンタジーのジャンルだと特にないんですが、「弱虫ペダル」が最高です! 泣けます。
市川
ファンタジーではないですが毎日「アフロ田中」読んでます!

 

 

Q9.史上最強プレイヤーは誰?

山本
PV。
八十岡
いない。
覚前
カイ・ブッディ。マジックの歴史において、彼の時代があったことが選んだ決め手です。
市川
PV。プレイ上手すぎる。

 

 

Q10.今現在の最強プレイヤーは誰?

山本
PV。デッキ構築・選択スキルは普通だと思いますが、プレイ面が最強ですね。
八十岡
PV。
覚前
PV。直近で1番目立つ活躍をしているので。
市川
PV。強すぎる。

答えが全員一致! さすがですね。
ちなみにPVさんご自身はこの質問に対して、5位ウィリアム・ジェンセン、4位セス・マンフィールド、3位ピョートル・グロゴウスキ、2位マルシオ・カルバーリョ、そして1位に八十岡翔太の名前を挙げています。

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※写真はMAGIC ESPORTSから引用させていただきました

 

 

Q11.しばらくローテーション落ちしない強カードといえば?

山本
《表現の反復》。
八十岡
《黄金架のドラゴン》。
覚前
《スカルドの決戦》と《黄金架のドラゴン》。
市川
《黄金架のドラゴン》。
《ドミナリアの英雄、テフェリー》と似てるけど、スタンダードでは《黄金架のドラゴン》のほうが強そう。

表現の反復 黄金架のドラゴン スカルドの決戦

 

 

Q12.コロナ自粛生活中に遊ぶべきマジック以外のゲームは?

山本
最近はあまりできていませんが、「ウマ娘 プリティダービー」。
八十岡
MTGアリーナとMO。
覚前
最近ポーカーが流行ってますね!
市川
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」
けっこう前に始めたけど全然終わりません。続編も出ます。

 

 

Q13.マジックで好きなカードセットは?

山本
「神河物語」。
八十岡
強いて言えば「タルキール龍紀伝」。「テンペスト」も捨てがたい。あと「アポカリプス」「神河物語」「カラデシュ」も。
覚前
「インベイジョン」。当時のゲームバランスが好きでした。
市川
「カラデシュ」。華やかな次元でみんな楽しそうだから。「霊気紛争」は雰囲気暗いから嫌い。

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発明博覧会が開催されていて、カラデシュは大賑わいでした。

 

 

Q14.好きなピザのトッピングは?

山本
サラミ。
八十岡
パイナップル。
覚前
チーズが1番好きですが、ルッコラ、キノコ、ハムも好きです!!
市川
耳にチーズのパワープレイが板。裏目なし。

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プロツアーの昼ご飯に食べた、シンプルなサラミのピザ。

 

 

Q15.プロプレイヤーに関するありがちな誤解といえば何?

PVさんの記事では、「プロプレイヤーは記事を書いて大衆を騙そうとしている」「プロプレイヤーはどんなカードでも手に入れられる」といった誤解について書かれています。

山本
ゲーム全般強いと思われること。
八十岡
たくさん練習している。
覚前
「やってないフォーマットも上手い」と思われがちですが、プロプレイヤーが触ってないフォーマットは素人に毛が生えた程度の実力です(笑)。
市川
「ドローが強い」(実際は受け入れを広くするためのプランが成就しているだけ)

マジック以外のゲームも強いプロもいますし、やってないフォーマットでも上手いプロもいます。また、たいていのプロはたくさん練習していると思われます。とはいえ、プロだからどうこうというわけではなくて、すべて「人による」というのが正確なところでしょう。

 

後編は1週間後の配信を予定しておりますので、お楽しみに!

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