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2024年・夏のTeam Cygamesだより

2024夏

2024年5月から7月までの、Team Cygamesメンバーの近況をお届けするまとめ記事です。この間には、プレイヤーズコンベンション愛知2024と、プロツアー『モダンホライゾン3』がありました。
 
 
 
■2024年夏振り返り

5月4-5日 アリーナ・オープン
フォーマットは『サンダー・ジャンクションの無法者』リミテッドでした。
覚前
アリーナ・オープンに参加しました。
多色が強くマナトラブルも起きにくい環境とすぐにわかったので、
「シールドは強いカード上から23枚使う」
「ドラフトは色を無視して強いカードから順番にピック」
というシンプルな戦略で無事に2日目に行け、500ドルの獲得で終了しました!

 

5月25-26日 プレイヤーズコンベンション愛知2024
オープン大会であるジャパンスタンダードカップと、予選通過者のみが出られるチャンピオンズカップファイナルが同時に開催。フォーマットはどちらも、『イニストラード:真夜中の狩り』から『サンダー・ジャンクションの無法者』まで、過去最大級の広さのカードセットが使用できるスタンダード環境でした。

八十岡さんはジャパンスタンダードカップとチャンピオンズカップファイナルの解説。いつもの配信ブース内を飛び出し、背景として会場内が映る座席でした。

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市川さんはバント毒コントロールを使用し、チャンピオンズカップファイナル シーズン2ラウンド3に出場。
大会後の放送内コメントをまとめるとこんな感じでした。

・トップティアのエスパーミッド、青白コントロール、版図系、ボロス召集のうち、ボロスだけ超不利(サイドによって1:9を3:7に向上させた程度)だが、ほかの2つには勝てるということでバント毒を選択。
・3ラウンド目で、「市川さんにプロツアーに行ってほしい」という理由から相手の原根健太さんにトスされ、心底驚いた。しかしそこからボロス召集相手の惜しい負けを含む0-4を喫してしまい、これで原根さんがあと1勝足りないせいでTOP8に入れなかったらどうしようと胃が痛くてしんどかったが、結果優勝してくれたので本当に良かった。
・9人のチームMSDで調整し、デッキの原型を作った行弘賢さんや、青白コンを使った平山怜さんたちも結果につながったので、いい大会だった。

市川デッキ

6月1-2日 市川さんが店舗予選に参加
矢向と八王子の店舗予選に出場。決勝でニヴミラーを2時間やったあげく負けるなどハードで、店舗予選巡りで3キロ痩せたとのこと。

 

6月3日 プレプレリ
ウィザーズ社日本支部にインフルエンサーの方々を招待し、『モダンホライゾン3』の先行体験会が行なわれました。八十岡さんが招待され、エルドラージで滅殺しまくって3-0していました。

 

6月9日 市川さん店舗予選通過
29人5回戦、デッキはニヴ=ミゼットで通過し、エリア予選の権利を獲得。

 

6月14日 『モダンホライゾン3』発売
1週間前にストリーマー・イベントがあり、八十岡さんは先行してプレイ。

 

6月16日 山本さんが高田馬場のプレミアム予選に参加
山本さんが久しぶりにマジックの大会に参加しました。
山本
その週の初めにマジック仲間と飲んでて、たまにはマジックしましょうよ、イゼットフェニックスがオススメですと誘われたので参加しました。
結果はラクドスヴァンパイアに2回負けて3-2でした。正直ラクドスには全く勝てる気しなかったです。アノデッキツヨイ。

 

6月22-23日 アリーナ・オープン
フォーマットは『モダンホライゾン3』のリミテッド。市川さんが1000ドル獲得しました。その内容を10分で振り返れる動画はこちらです。

キャプチャ

このころから市川さんが切り抜き動画「ファスト瀬畑」の作成を始めました。
動画のテンポがよくてとても面白いので、ぜひ見てみてください!

Staff
「ファスト瀬畑」はどういうきっかけで始めることにしたのでしょうか?
市川
マジックのプロの動画って全然ないよねみたいなツイートが回ってきたのではじめてみました。
自分としてはプロが動画作ってもリーチできる層が限られていて、再生数がバリューのコンテンツであるYouTubeではリターンは得られないと思っています。
なので身をもって証明したいというネガティブな気持ちが半分。それとは別に、単純に自分の配信は4時間前後毎回やって長い。
ライフスタイルが変化してそんなに見れないよ~みたいな、前に見てくれていた人たちに対してはこういうの提供したいなと前々から思っていました。
また、新規層への配信への誘導にもなればいいなみたいなスケベ心もあったりなかったりくらいです。
Staff
とても見やすく作られていますが、編集は自分でやっているんですか?
市川
切り抜き動画は他人に編集されるとイヤなので(笑)、自分でちょろちょろやっています。
編集はマネタイズはできないと思っているので、安い買い切りの動画編集ソフトで適当にやってます(笑)
自分の配信なので、このへん入れるかみたいなのは念頭にあるんでそれベースでバスバス切ってくっつけてしてるだけです。
動画編集は素人なので、いろいろ発見があって面白いですね。
いろんなエフェクト覚えたい、と言いつつ最近やってないので気楽にがんばります!

 

6月23日 晴れる屋TC大阪周年祭
『八十岡 翔太 参戦!モダンホライゾン3ドラフト』と銘打ったイベントに、八十岡さんがゲスト参加し3-0。

 

6月28-30日 プロツアー・モダンホライゾン3
オランダのアムステルダムで開催され、フォーマットはドラフトとモダンでした。
八十岡さんはジェスカイ・ウィザードで参加。

上位をナドゥが席巻する大会でした。八十岡さんはナドゥを倒すチューンナップで乗り込みましたが、1日目が4勝4敗とあまりふるわなかったためナドゥに全然当たらず最終的に7勝9敗、119位となりました。ゴッホ美術館や拷問に関する博物館など、あちこち観光もしていました。

八十岡
アリーナでいろいろ回して全部いまいちだったので、消極的にジェスカイになりました。
モダンは押し付けるデッキのほうが強いんでコントロール使いたくはなかったんですが、ナドゥをリアルで回したくないという思いが勝ってしまいました。
避けた理由は、単純にトークンたくさん&処理が多くて面倒でコミュニケーショントラブル起こりそうなデッキという点。デッキタイプとかではなく、面倒なのを我慢するかどうかという話ですね。

 

市川さんは残念ながら権利がなかったため観戦しつつ、裏で開催されていた「アリーナ・ダイレクト」というイベントに出場。シールドで、2敗する前に6勝すると実物の「モダンホライゾン3」のボックスが届くという爆アドイベントです。
市川さんは苦戦したもののボックス獲得。

また八十岡さんはオランダから本戦1日目が終わった後にさっそく出場し、最終的にボックスを大量にゲットしていました。その後の「サンダー・ジャンクションの無法者」がもらえる回(7月末実施)と合わせて、合計で9ボックスと10ボックス獲得したそうですが、まだ連絡が来ていないのでちゃんと届くかどうかは未知数です……。

7月13-15日 市川さんがエリア予選に参加
アリーナ・チャンピオンシップ6が開催されていた週末でしたが、市川さんは土曜から月曜の祝日まで3日連続で矢向、横浜、高崎のエリア予選に参加。
土日は2連続の13位(権利は12位まで)と大変惜しい結果でした。
移動が大変だったので、パフォーマンス向上のため今後はグリーン車に乗ることにしたそうです。

 

7月21日 市川さんエリア予選
最後のチャンスも15位で、連戦したものの抜けられず。リアル大会以外にも、MOCSQや、MOCS Challengeなど、マジックオンラインでのイベントにもタイミングが合えば出ていたとのことでしたが、勝ち切るのは大変です。とはいえ、まだ地域CSのラストチャンス予選が残っていますので、まだプロツアー・ラスベガスへの望みはあります!
Staff
一時は店舗予選とエリア予選を週末ごとに連戦している印象でしたが、予選めぐりはどうでしたか?
市川
毎週末に大会に出ていくのは楽しかったですね、もともとトーナメントが好きなので。
知らない駅で降りるのも面白い、けど遠いところはイヤです(笑)今回は三連休のタイミングでエリア予選が三連戦あって。
三日間連続で違う場所で競技イベントに出るという体験がたぶん人生で初めてでした。
これはさすがに疲れましたね、ただチャンスが多いことは良いことなので体力作りが大事だなと思いました。今回のエリア予選は日程的に関東圏内だけで全部出られたのはすごい良かったです。運営に感謝。使ったコストは度外視で、初めての店舗予選/エリア予選にそこまでの不満はなかったです。
ただ、やはり二段階方式の予選は単純に面倒なので、予選は一つに絞ってほしいのは間違いないですけどね。どちらかというと、擦り切られたパイオニアというフォーマットでこの予選があったのがイヤでした(笑)。
みんながプロツアーに向けて『モダンホライゾン3』で遊んでいるのを横目に、半年間まったく変化のないフォーマットをやり続けるのは苦痛です。

これからは『ブル~ムバロウ』で楽しくなりそうなスタンダードを横目に、プロツアーで解明されてしまったモダンで予選がはじまります。
ここだけなんとかならないのかなと思っています。僕も旬のフォーマットで遊びたい!
まぁモダンは26日に禁止改訂があるみたいなのでそこからは楽しくなるかも?期待!

 

7月27日 登山イベント
毎年恒例?となりつつあるマジックプレイヤーたちの夏の登山。
八十岡さんを含む5名が神奈川の大山に登頂。山本さんが企画したそうですが当日は参加していませんでした。

 

 

 

 

■チームメンバーへのマジック・アンケート

Q. 『モダンホライゾン3』のドラフトはおもしろいと評判でしたが、やってみていかがでしたか?

八十岡
「過去最高のクオリティだったと思います。どのアーキでもきちんと戦えて奥が深い。」

市川
「面白かったですよ!《こそこそサクサク》のような、コモンでアーキタイプの核となるカードがあったのが良かったです。
普通のセットだとマルチカラーで強いカードはアンコモンからになることが多く、それだとパックから出るかの分散が大きくなります。
コモンであれば平均して2.5枚くらいは卓に出るはずなので、卓内でちゃんと棲み分けができていれば恩恵に預かることができます。各アーキタイプも面白かったですが、レアとコモンの差分がそこまで大きくなかったのが良かったです。」

覚前
「プレイしていませんが、動画で見ている限りエルドラージで無茶苦茶にしてるのが楽しそうでした。カードパワーが高くシールドが1番楽しくなる環境だと思うので、次のアリーナのイベントがあれば参加してみたいです!」

※山本さんは1回もやっていないとのこと

Q. 久しぶりにスタンダードがローテーションとなりますが、スタン落ちしたカードたちの中で特に思い出深いカードは何ですか?

市川
「魂力土地各種:入れ得ランド!どれも強かった!
《産業のタイタン》:バランスの良いファッティ!爽快感アリ
《勢団の銀行破り》、《鏡割りの寓話》:最高、《絶望招来》は好きじゃないです。」

魂力土地

産業のタイタン勢団の銀行破り

鏡割りの寓話絶望招来

 

八十岡
「《記憶の氾濫》。とはいえそこまで使ってはないんですよね。パイオニアでは結構使ったんですが。単純に歴代ドロースペルでもかなり上位のカードなので印象は強いです。」

記憶の氾濫

 

覚前
「《かき消し》は思い出深いカードの1つです。
当時のスタンダードは3マナのカードが強く先手を取ったプレイヤーが有利になる環境で、環境初期にグリクシスミッドレンジを選択したのですが、《かき消し》をデッキに入れるという選択が思い浮かばなかったのが思い出深く残っています。
先手後手をひっくり返すベストカードで、後にスタンダードで必須の1枚になりました。」

かき消し

 

山本
「《策謀の予見者、ラフィーン》。最初から最後まで使われ続けたカードはこいつぐらいじゃないでしょうか。スタンダードの中心に常に降臨していた王。先手3ターン目に出された時の絶望感は万国共通のはず。」

策謀の予見者、ラフィーン

 

Q.『ブルームバロウ』で気に入っているカードを教えてください。

覚前
「《轟く機知、ラル》。4マナのカードはゲームを決定づけるカードでないと最近はあまり使われませんが、このカードは余裕でその条件を満たしているので今後の活躍が楽しみです。」

ラル

 

山本
「《修復の天使》!じゃないか、《救済の白鳥》!昔スタンダードでめちゃくちゃ使った思い出のカード。令和版ということで能力も一応アップデートされています。強さというよりは思い出補正とイラストの良さでピックアップ。」

救済の白鳥

 

八十岡
「《鋭い目の管理者》。かわいいカードあまり強くなくて、強そうなカードはあまりかわいくないんですよね。。。」

鋭い目の管理者

 

市川
「《全てを喰らうもの、イグラ》。《大釜の使い魔》とコンボ!パイオニアでフードを復権させてくれ」

全てを喰らうもの、イグラ

 

市川
「《悪名高い残虐爪》。ド派手な能力で好き、イラストも可愛くて100点」

悪名高い残虐爪

 

市川
「《森の轟き、ルムラ》。緑のデカいクリーチャーはいつだって好き」

森の轟き、ルムラ

 

市川
「《寓話の小道》。前のイラストも良かったけど今回のも良い!」

寓話の小道ブルームバロウ

 

 

 

 

■おまけ:最近の1枚

八十岡
「みんなで登山に行ってきました。」(撮影:原根健太さん)
八十岡

 

市川
「動画編集用に買った3000円くらいの左手デバイス。自分で作ってシール貼ってます。」
市川

 

山本
「宇宙で1番好きなバンドのライブに行ってきました。宇宙1かっこよかったです。」
山本

 

覚前
「猛暑日が続き、シャワーを浴びる頻度も増える今日この頃。そんな時はお気に入りの香りでテンション上げてます!みつばちマーチが好き♪」
覚前

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