ヤソのカードレビュー『ダスクモーン:戦慄の館』
みなさんこんにちは八十岡です。
今回は『ダスクモーン:戦慄の館』のカードレビューになります。よろしくお願いします。
少し前に『ブルームバロウ』の記事を書いたと思うのですが、気がついたらもう『ダスクモーン』発売ですね。11月には『ファンウデーションズ』の発売もあり、プレイヤーがついていけるのか心配になります。
『ブルームバロウ』は前評判では「かわいいけどあまり強くない」と言われていましたが、ハツカネズミやとかげデッキ、さらにはネズミデッキといろいろなブルームバロウ産の種族デッキが活躍していて、けっこう面白い環境だったと思います。
ただそんな可愛らしいデッキを好んでいた人たちを振るい落とすセットが、このホラーをモチーフとしたセット『ダスクモーン』になります。
多くのカードが1900年代のホラーを題材としているらしいですが、僕がホラーにまったく興味がなかった&今でもないのでほとんどわからなくて少し悲しいです。
ではカードレビューに行ってみましょう。
●『ダスクモーン:戦慄の館』カードレビュー
まずは昔のタイタンシリーズをほうふつとさせる「大主」シリーズから。全体的に派手な感じでけっこう好き。
強さでいうと、個人的には緑と黒は評価高め、白も普通に使いそうで、青と赤はどうだろうかといった感想だ。こういうカードは兆候が軽いかどうかがかなり重要。
エンチャントでもあるためパイオニアのエニグマ(《奇怪な具現》)と相性がいいなど、いろいろシナジーがありそうだ。
墓地が6枚必要とはいえ、かなり高スペックの青のクリーチャー。スタンダード版の《濁浪の執政》。最近の青の生物、なんか軽くてデカい……。
相手のアップキープに戦線予示が誘発するので除去にも強い。もしこの予示で2体目の《忌まわしき眼魔》が見つかった場合、返しに3マナ払って殴ってくるという悪夢。
《再稼働》などの墓地から直接場に出す系スペルであれば簡単に出せるので、青白メンターの新たなパートナーにもなりそうだ。
皆さん、《沿岸の海賊行為》というカードを知っていますか?
《永劫の好奇心》はなぜか瞬速まで持っているので、単体でも十分な活躍が期待できる。これが令和の《泥棒カササギ》か……。
こういうカードがあるとクロックパーミを作りたくなる。
けっこう強いとは思うが、これだけたくさん護法カードを出したあとにこれはどうなんだという気持ちになる1枚。この《逃げ場なし》1度だけならともかく、常在効果なのが気に入らない。
マイナス修正除去なので、死亡時のパワー参照の効果を無力化できるのが強み。
《ボロスの反攻者》になぜか速攻と回復無効効果が付いた謎の生物。伝説でもおかしくない能力だが、ただのスピリットらしい。
環境的にどれぐらい強いかはわからないが、カードはめちゃくちゃ強いと思う。《叫ぶ宿敵》をパワー3でブロックして《巨怪の怒り》が飛んで来たらゲームエンド。
最終カウンターが載るとはいえ、久しぶりに来た4コストのリアニ《蛾の儀式》。いろいろ悪さしそうな予感がする。せっかくなら《恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス》をリアニしたいところ。
デーモンをコントロールしていると、むちゃくちゃ強い《ファイレクシアの闘技場》になる部屋。
現状デーモンの数が少ない&軽いデーモンがほとんどいないので使うのは難しそうだが、効果が効果なのでどこかで活躍するような気がする。《不浄な別室 + 祭儀室》は今回一押しの部屋だ。
今回これだけ墓地利用系が強ければ、対策カードもそりゃ強い。
フィニッシャーにもなりえる、1マナで墓地を掃除する《除霊用掃除機》。これから定番のサイドカードになりそうだ。
今回新しく出た2色土地シリーズ。何ランドと呼ばれるのか気になるが、かなり強いと思うのでとりあえず揃えておきたい。モダンやパイオニアでも使いそうなぐらい便利。
今回のレビューはここで終わりになります。
強力なエンチャントや墓地活用が増えてきたので、サイドだけではなく、メインからもエンチャント破壊や墓地対策のカードは増えてもおかしくないなと感じました。
『ダスクモーン』は強力なカードが多いので、スタンダード環境もかなり変わるのではないでしょうか?
来月には世界選手権があり、そこでどんなデッキが活躍するのか楽しみですね。
リミテッドもかなり楽しいので無限に遊べそうです。興味ある方はぜひ遊んでみてください。
それでは、次は『ファウンデーションズ』でお会いしましょう。
ではでは。