ヤソのカードレビュー『霊気走破』
みなさんこんにちは八十岡です。
今回は『霊気走破』のカードレビューになります。よろしくお願いします。
『霊気走破』は3つの次元/Planeを横断するカーレース「ギラプール・グランプリ」を舞台としたストーリーになります。今回は優勝賞品の霊気灯を求めて10チームが参加となりました。その10チームがそれぞれ2色に割り振られているのですが、過去一覚えるのが難しいと思うので、興味ある方は覚えてみてください。
そしてこの10チームが横断する次元はアモンケット、ムラガンダ、そしてかつてカラデシュと呼ばれていたアヴィシュカーになります。そのため不朽、督励といった懐かしいキーワードも出てきます。
また今回はカーレースということで、「エンジン始動!」と「最高速度」というユニークな新メカニズムが作られています。
※「エンジン始動!」を持つパーマネントを場に出すと速度1を持ち、対戦相手にダメージを与えると速度が上がっていき、速度が4まで行くと「最高速度」に到達します。
フレーバーに寄ったメカニズムは構築では使われないことが多いので、せっかくなら強くあってほしいですね!
それではカードレビューに行ってみましょう。
●『霊気走破』注目カード
機械巨人シリーズからは、緑白の《輝晶の機械巨人》。
《イーオスのレインジャー》をほうふつとさせる1枚。シンボルが重くなっているだけあり、4/4先制攻撃トランプルと本体も強いうえ、持ってこられるのがクリーチャーだけでなく、アーティファクトやエンチャントでもいいのでサイド後も強そうだ。
カードはかなり強いので、あとは使えるデッキがあるかどうか次第。
ちなみにモダンではこれから《ウルザの物語》を持ってきたりしてたらしい。
次は新メカニズムのカードから《焼き切る非行士》。
1マナの威迫持ちとかなりスピードを上げてくれそうなゴブリン。もし速度デッキができるなら間違いなく使われるだろう。
また今回は《竜航技師》や《咆吼部隊の重量級》といった優秀なゴブリンが揃っているので、久しぶりにスタンダードでゴブリンデッキが見られるかもしれない。
昔からマナコストがかからず墓地から戻ってくるカードは悪さをすると決まっている。明らかにイラストで損しているカード。《復讐蔦》ぐらいカッコイイイラストだったらもっと評価されているはず!
消尽能力と同じ能力は『霊気走破』以前からあったので、もしかすると常盤木能力になってより強くなる可能性も秘めている。
《悪夢滅ぼし、魁渡》といい、最近またプレインズウォーカーが強くなってきた気がする。
《灯を追う者、チャンドラ》は、0起動での3/2速攻はかなり強いし、+2からの最速奥義もばかにならない。また常在効果があるので他の機体とのシナジーも期待できる。
いきなり《領事の旗艦、スカイソブリン》が走ってきたらカッコよかったが、『霊気走破』ではスペシャルゲストだけの参戦だったのでスタンダードでは見られないのが残念だ。リミテッドで決めたって人がいたら報告待ってます。
《厳粛な空護り》世代の我々からしたら、驚きの強さ!
アーティファクトであるというのはデメリットでもあるが、メリットになることのほうが多い。今回《入れ子ボット》など軽くて優秀なアーティファクトも多く、《記録の守護者》以外にも《帰還航路》など親和しがいのあるカードがあるので、アーティファクトデッキは作ってみたい。
最近のストーリーでのキーキャラクターではあるが、まだ真の力はわかっていないおたから。今回は能力盛り盛りで、《アガサの魂の大釜》に入れてくれと言わんばかりの性能だ。
1回ずつとはいえ、マナが出てドローもできるのでかなり悪いことができそうだがはたして……? ギリギリではあるが、5マナ払って出してもいい性能なのもポイントが高い。
今回のレビューはここまでとなります。
今回のセットはかなりシナジーに寄っていておもしろいセットに感じます。いろいろなデッキを作りがいがあるセットなので、来週末に行なわれるプロツアー『霊気走破』でどんな新デッキが出てくるのか楽しみですね。
もちろん自分も参加するので、頑張ってきたいと思います。
次は『タルキール:龍嵐録』でお会いしましょう。ではでは。