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【2019MC1】番外編:グランプリ・クリーブランド結果【Day3】

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今回のミシックチャンピオンシップからは、グランプリが併催されるようになっているというのも記しておくべきだろう。

ミシックチャンピオンシップが金曜から開催なのに対し、グランプリは土曜からなので、もしミシックチャンピオンシップで3勝5敗以下の成績で初日敗退してしまった場合、そのままグランプリに出ることが可能となるのである。

もちろんプロポイントの廃止が決定している現在、トッププロたちにとってグランプリに出場することにそれほど意味があるわけではないが、無聊を慰めることくらいはできるだろう。

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グランプリ・クリーブランドのフォーマットは『ラヴニカの献身』シールド (初日)+ドラフト (2日目)。

2日目はミシックチャンピオンシップのために練習してきたフォーマットでもある。

Team Cygamesからは、残念ながらミシックチャンピオンシップでは初日敗退となった山本・渡辺・覚前が出場した。はたしてその結果やいかに。

 

 

● 山本 賢太郎 初日シールド4勝3敗(途中棄権)

山本
自分のデッキも結構強かったんですけど、相手もめちゃめちゃ強かったですね……クリーブランドという地と相性が悪い可能性がありますね。

   

 

 

● 渡辺 雄也 初日シールド6勝3敗 2日目ドラフト1勝3敗(途中棄権)

渡辺
『ラヴニカの献身』シールドは全然練習していなかったのでマックス詰め込んだけど、もう少し安定した形があったかも。蓋を開けてみたら、ドラフトよりも相手のデッキが強い環境だったので驚きました。門が確定で6枚出て、コモンのカードパワーが非常に高いので、みんなドラフト2-1以上みたいなデッキになりますね。

全体的にめっちゃ下ブレた大会でした。2ndドラフトでは宇宙強いデッキが組めたんですが、マリガンの占術と《予見のスフィンクス/Sphinx of Foresight(RNA)》の能力で4枚下に送ったのに土地を引けなくて事故で死亡。やむなし、これもマジック。

 

 

● 覚前 輝也 初日シールド8勝1敗 2日目ドラフト2勝4敗

覚前
1stドラフトはデッキが強かったですが、3回戦目で1ターン目の《孵化+不和/Incubation+Incongruity(RNA)》でクリーチャーがめくれず、最終的にそれが響いて負けて2-1でした。

Incubation Clear the Mind

覚前
そして2ndドラフトは、前提として僕はこの環境ではいつも綺麗なビートダウンを組んでよく2-1以上できているんですが、《ドビンの鋭感/Dovin’s Acuity(RNA)》が取れたのでコントロールっぽいデッキも組んでみようかなと思ったんです。ただめっちゃ強いパックで《精神純化/Clear the Mind(RNA)》をさすがに返ってくるだろうと流したら、返ってこなかったんですよね。その時点で諦めればよかったんですが、突っ張ってしまった結果ゴミが爆誕しました。失敗ですね。で、0-3。10-1から4連敗でプロポイント1点でフィニッシュでした。

 

 


五大湖の一つであるエリー湖に臨む極寒の地、クリーブランドでの戦いは終了した。

今回の大敗北を受け、プロツアー・チームシリーズでのMusashiの順位も7位にまで後退し、決勝ラウンド進出に黄信号が灯っている状況だ。

市川 ユウキにとっては、チームシリーズの決勝ラウンド進出が今シーズン4つ目のプロツアーにあたる7月末のミシックチャンピオンシップ in バルセロナの出場権利獲得のための条件となっているため、チームシリーズの予選最後となる次回のミシックチャンピオンシップが正念場となる。

次のミシックチャンピオンシップは4月末のロンドン。フォーマットはモダン

前回のプロツアー『イクサランの相克』では《虚ろな者/Hollow One(HOU)》をチームデッキとして持ち込み、大成功を収めたフォーマットだ。

3日目の夜にはTeam Cygamesと一緒に調整に参加しているメンバーたちによる反省会が開かれ、今回の失敗を踏まえてどのような調整の方法をとるべきかについて、活発な議論が交わされていた。

敗北を謙虚に受け入れつつ、次なる勝利への糧とするために。

そこには確かに、世界と戦うカードゲームのトッププロチームの姿があった。

きっと次のミシックチャンピオンシップでは、Team Cygames無双を見せつけてくれるに違いない。

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