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2025年・春のTeam Cygamesだより

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2025年2月から5月までの、Team Cygamesメンバーの近況をお届けするまとめ記事です。4か月の間に、2つのスタンダード用セットが発売され、重要な大会も複数開催されています。
また、現在のマジックはファイナルファンタジーとのコラボ『マジック:ザ・ギャザリング —— FINAL FANTASY』(6月13日発売)で大変盛り上がっており、TCG業界以外のお客さんの注目も集めています。

それでは、まず山本さんと覚前さんの近況から。
お2人とも『MTGアリーナ』をメインにやっているとのことです。

山本
アリーナオープン『霊気走破』は1stドラフト3-1、2ndドラフト1-1。
アリーナオープン『タルキール龍紀伝』は1stドラフト3-1、2ndドラフト1-1の、2連続マネーバブルで負けて萎えました。
あとはアリーナのウィークエンド予選『霊気走破』リミテッドで初日抜けたんですが、2日目0-2してこれまた無を獲得しました。
覚前
『MTGアリーナ』でリミテッドを中心にプレイをしていました。
月末にミシックに到達するくらいまでプレイしていて、イベント等は特に参加しませんでした。

 

■2025年春振り返り

2月8-9日 プレイヤーズコンベンション千葉2025
前回の冬まとめ記事に記載しています。
市川さんは、このときのジャパンオープンで準優勝したエスパーピクシーの解説記事を執筆しています。

エスパーピクシーnote

2月14日 『霊気走破』発売
八十岡さんのレビュー記事はこちら。

 

2月21-23日 プロツアー『霊気走破』
シカゴで開催され、フォーマットはブースタードラフトとスタンダード。
八十岡さんは版図大主で参加し、9勝7敗で86位でした。
市川さんは解説で参加。
裏で『霊気走破』のアリーナ・ダイレクトも開催していて、もちろん八十岡さんは会場からすきま時間に参加。プロツアー出場者がいないアリーナで荒稼ぎしていました。

 

3月15日 他TCGの大会
八十岡さんが他TCGのチーム戦の大会で優勝。5月31日にも他TCGの日本初の大型大会でバブルマッチまで進出していました。さすがにそろそろマジック以外のTCG大会から出禁になるかも?

 

3月22日 S-Trad ARENA
企業主催の大規模な『MTGアリーナ』の大会(スタンダード)が開催されました。
市川さんがディミーアデーモンで参加し、5勝2敗で12位でした。

 

3月31日 禁止改訂
モダン、レガシー、パウパーに変更がありました。

 

4月6日 第4代パピーモダン王
八十岡さんが愛知のショップから招待され、プレリやモダンの大会に参加しました。

 

4月11日 『タルキール:龍嵐録』発売
八十岡さんのレビュー記事はこちら

 

4月19日 蒼紅杯
『MTGアリーナ』で対戦するオフライン大会(スタンダード)が中野で開催され、八十岡さんが解説で参加しました。

 

4月18-21日 アリーナ・ダイレクト
『タルキール:龍嵐録』シールドを行なわれたこの回を含め、5月までに計3回のアリーナ・ダイレクトが開催されました。勝ちきればブースターボックスを入手できますが、参加費も安くはないため、収支をプラスに持っていくのは(八十岡さんのような一部の人を除いて)かなり難しいイベントです。

 

Staff

 

アリーナ・ダイレクトが頻繁に開催されるようになり、大会の合間などでも積極的に出場している八十岡さんはけっこう忙しいと思うのですが、今後もこのように頻繁に開催してほしいですか?

 

八十岡

 

スマホで出来るのがいいですね。 普段コレブ(コレクターブースター)を買うことがないので、コレブが賞品だと嬉しいですね。

 

4月21日 MOチャンピオンシップ予選

 

『Magic Online』(MO)による373人の予選(フォーマットは『タルキール:龍嵐録』リミテッド)で市川さんが優勝し、プロツアー『久遠の終端』の権利と、約4年ぶりにMOチャンピオンシップに出場できることに。 MOCSは出場者が8人しかおらず、上位2名が世界選手権に出られるという“めちゃくちゃ期待値の高い”大会です。 本戦まで準備時間が2-3週間しかないので、急いで本戦フォーマットであるモダンとヴィンテージキューブの練習に取り掛かりました。

 

4月27日 マジック大戦祭 2025 YOKOHAMA
市川さんは「3on3リミテッド」(=BO1のチームシールド)に招待され、井川良彦さん、平山怜さんとのチームで参加。Top8で特製プレイマットを獲得しました。
また、久しぶりに山本さんも会場に現れて3on3リミテッドに参加していました。

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↑市川さんのチーム

山本VS松浦
↑山本さんが松浦拓海さんと対戦している試合

山本
月1ぐらいで飲み会を開いてる仲良いグループのおじ会で誘われたので出ました。
BO1チームシールドはカジュアルだけどチームの勝ちに貢献したいというシリアスさもほどほどにあって、すごい良いイベントだなと思いました。

 

5月3-4日 チャンピオンズカップファイナル シーズン3 ラウンド3
今までは、大きい会場で開催される「プレイヤーズコンベンション」の中の1イベントという扱いで、併催のオープン大会のほうが中継されることも多かったのですが、今回はチャンピオンズカップが独立したイベントになり、会場も小さくなりました。
3人に1人がイゼット果敢を選ぶ圧倒的なメタゲームで、八十岡さんもイゼット果敢で参加し、8勝4敗で22位。市川さんは後述のMOチャンピオンシップのため欠席でした。
八十岡
イゼット果敢にしたのは明らかに強かったためです。他にいい選択肢がなかったですね。
Staff
もう少し日程がずれていたら、市川さんはチャンピオンズカップファイナルに何デッキで出ていましたか?
市川
前に倒れていたら、一番評価の高かったイゼット果敢か、情のアゾリウス全知で出たと思います。
後ろだったら黒系触って黒単とかもあり得たかもしれない。
Staff
市川さんは以前から「チャンピオンズカップファイナルは独立したイベントにしてほしい」と仰っていました。今回は独立イベントになりましたが、今後もこの形のほうがいいと思いますか?
市川
良いと思います。
プロツアーやグランプリを憧れにマジックにのめり込んだ自分としては、競技プレイの最初のステージであるチャンピオンズカップファイナルをサイドイベント扱いしてほしくないんです。
正直、地域CSがないがしろにされてオープン大会がフィーチャーされている状況が本当にイヤでした。
オープン大会が下と言いたいわけじゃなくて、予選を抜けて本戦に出ているプレイヤーへのリスペクトが欲しいです。
地域CSが、競技プレイの最初の憧れの舞台になることを期待!

 

5月10-11日 大阪晴れる屋TCでのイベント
八十岡さんが招待され、10日はMTG講座を実施。11日はチーム戦イベント(スタンダード/モダン/パイオニア)に参加して、森山真秀さんと平見友徳さんとチームを組んでTOP4でした。

 

5月11-12日 MOチャンピオンシップ
友人らにもCCFのかたわら手伝ってもらい、練習した甲斐あってモダンラウンドを3戦全勝し、結果は準優勝で世界選手権の出場権を獲得しました。
市川さん自身による、デッキ選択についてなど詳しい解説記事がこちらで読めます。
記事にも書いてありますが、ヴィンテージキューブでは2-1を狙う戦略にあまり意味がなく、極意は「パワー9を引くこと」に集約されます。パワー9を引くという強い心で臨みましたが、残念ながら出なかったため1-2で終わりました。

ジェスカイナーセット
↑アンドレア・メングッチ選手のデッキをもとにしたジェスカイナーセット

Staff
一番の勝因は何でしたか?
市川
身もふたもないですが、勝因は単純にめっちゃ練習しました。
毎日プレイして、デッキリスト見て、環境の傾向を考えました。
やり過ぎて、後半は正直ちょっと気が滅入るくらいでした。
あとモダンということで知らないデッキについては周りの有識者に聞いて回ったりしました。
Staff
世界選手権に出られることになった感想は?
市川
世界選手権優勝がMtGの目標なので、またその舞台に立てて嬉しい!
とは言いつつも直近2回の世界選手権では結果を出せておらず、トップオブトップとの実力差も感じています。
それを埋められるように日々精進します!
Staff
プロツアーの舞台にも復帰しました。意気込みをお願いします。
市川
プロツアーも約1年ぶりです。
現行のシステムだと本当に戻るのも大変だなと思いました。
ただ、負けるの怖がってやっても面白くないので、おおきく振りかぶって勝ちにいきます!
5月14日 『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』発売PRイベント
マスメディア、プロプレイヤー、インフルエンサーらが多数参加するイベントに、市川さんと八十岡さんが招待されました。
市川
お金掛かってるし、ウィザーズの本気を感じました。
ガチ盛り上がり期待。
八十岡
いろんな業界の人たちが来てとても賑やかでした。
FFというIPの強さを再認識しましたね。

 

 

 

■チームメンバーへのマジック・アンケート

Q.『マジック:ザ・ギャザリング —— FINAL FANTASY』の注目カードは?

アンブロシア2
覚前:《ロザリアの心、アンブロシア》
このカードが入っている相手と対戦するとプレイ中に考える事が多く、ミスを誘発する機会が増えそうです。
アグロからミッドレンジまで幅広く使えそうなのもポイントが高く、今後の活躍に期待したい1枚です。
始まりの町2
山本:《始まりの町》
ファストランドとダメージランドの良いところを組み合わせた新しい5色土地。過去にあった5色土地の《マナの合流点》や《真鍮の都》より使いやすそうで注目しています。
アーデン2
市川:《簒奪者、アーデン》
ほぼ《王神の贈り物》。《ゾンビ化》で釣りたい。
ジョシュア2 バスターソード2
八十岡:《フェニックスのドミナント、ジョシュア》《バスターソード》
(編注:近日中に「ヤソのカードレビュー」が出ますので、詳しくはそちらをご覧ください)
Q.『ファイナルファンタジー』の好きな作品はどれですか?
覚前:
ファイナルファンタジーをプレイした事はないのですが、コラボするとの事でしたのでこの機会に、各作品のストーリーやカードに登場するキャラクターについて調べてみました。

好きなキャラクターは、「ビビ・オルニティア」
好きな作品は登場するFF9という事になりました。
ビビとの旅では時間の大切さ、人生とはどういうものかを考えさせられました。
最後のシーンの言葉は感動です。

山本:FFよりドラクエ派だったので何作かしかプレイしたことがないんですが、唯一FF9だけはクリアできたのでFF9が好きです。
登場人物がしっぽが生えていたり、ネズミだったり、4本腕だったりと、なんか絵本の世界みたいな世界観が好きでした。

市川:
6!キャラクターがいっぱい出て来るし、3~5が家にあったのでそのグラフィックのキレイさに驚かされました(小学生)。

八十岡:
FF7とFFTですね。子供の頃やったゲームは印象に残ってます。7に関してはリメイクもやってますし。キャラだとラムザ、ディリータあたりですね。
 

 

■おまけ:最近の1枚

八十岡:プロツアーに向けたドラフトの練習風景。
八十岡

 

山本:マジック大戦祭での1コマ。友達に撮ってもらいました。
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覚前:コラボきっかけで携帯版FFをプレイし始めました。
シリーズはもちろん9からです!
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市川:KMCのハイパーマットが64枚入りになってしまったので、代替のコスパの良いスリーブ探しています。
最近はジュエルスリーブなるものを使っていまして、1000円くらいでシャッフルしやすくて中々良いです。
どこにでも売ってるわけではなさそうなので見かけたら買ってます。
やのまんさんのカードプロテクターハードXも評判良いので買ってみました、使ってみるのが楽しみ!
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