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【PTAER】市川ユウキ/山本賢太郎のドラフト【Day1】

ドラフト1用_02

いよいよプロツアー『霊気紛争』の初日がスタートしました。
まずは1回目のドラフトについてお届けしてまいります。

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朝イチで、チーム〈MUSASHI〉の集合写真の撮影がありました。残念ながらユニフォームはまだ完成していません。

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425人の参加プレイヤーが席に着き、ドラフトの開始を待ちます。

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今回は、自分が座る座席がモニターに国旗入りで表示され、見やすくなっています。

 

 

 

●市川ユウキの場合

市川さんは赤黒の即席デッキを組み、当初は「即席デブばっかの紙束」という自己評価でしたが、実際の対戦では《バリケード破り/Barricade Breaker(AER)》が大活躍し、見事3-0となりました。

ピックの流れ

市川
ピックは全然覚えてないんですけど……1-1から1-3は《ヤヘンニの巧技/Yahenni’s Expertise(AER)》《チャンドラの革命/Chandra’s Revolution(AER)》《ショック/Shock(AER)》。
赤黒ビートダウンみたいになりそうだなと思ってピックしてたら、《悪意器具/Implement of Malice(AER)》がすごい流れてきて、それが全部一周してたので取っておいて、《湿原の運び屋/Fen Hauler(AER)》(黒の即席5/5)も1パック目で2、3枚あったのでその中の1枚おさえて。
そんな感じでやってたら、2-2で《鎮定工作機/Pacification Array(AER)》が取れて、アーティファクト多めの黒即席で行こうと、2パック目で《バリケード破り/Barricade Breaker(AER)》(即席の攻撃強制7/5)を2枚、早めに取りました。
2色目は青と赤で迷ったけど、2-1で《怒れる巨人/Enraged Giant(AER)》(即席トランプル速攻の4/4)、2-3で《霊気追跡者/Aether Chaser(AER)》が取れたし、1パック目で除去も取れてるから赤でいいかなということに。
3パック目はほとんどカード取れてなくて、3-1の《当然の結論/Tidy Conclusion(KLD)》(黒の5マナ除去)、3-2の《楕円競走の無謀者/Ovalchase Daredevil(KLD)》(墓地から戻る4マナ4/2)がまあまあ。3-2にあった《襲拳会の部隊/Maulfist Squad(KLD)》(威迫・製造3/1)が、黒が空いてたから1周してきたのはありがたかったですね。

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市川さんのデッキ(沼9、山7)

対戦結果

市川
レアは全然ないし、即席デッキだったらもっと軽い《搾取工区の喧嘩屋/Sweatworks Brawler(AER)》(4マナの威迫・即席3/3)とかが入っているのがいい形だと思うし、2マナ以下のクリーチャーも少なくて相当やばいなと思ってたんですけど、卓で出たカード全体があまり強くなくて、序盤から責め立てられる展開が少なかったのが噛み合いましたね。
《バリケード破り/Barricade Breaker(AER)》がマジで頑張りました。4ターン目に出て、それをスペルで守ったり強化したりして最後まで殴りきる展開になって、毎回完走してたんで。
1ラウンド目は相手がたまちゃん(玉田遼一さん)で、たまちゃんがふざけてたんで勝ちました(笑)。
2ラウンド目は相手が赤緑で、1ゲーム目は1点ダメージの除去とかが刺さりまくって勝ったら、相手がサイドボードで6枚くらい入れ替えてその手の除去に弱いカードを抜いて、それで2本目取り返されたんですけど、3ゲーム目は相手がダブルマリガンして事故って勝ったので、相当運はよかったですね。
3ラウンド目は、2-0どうしだったけど相手のデッキがあまり強くなくて。後手で土地1枚の初手をキープしたら勝ったのもラッキーでしたね。
1ターン目に土地を引かなくて冷え冷えになったけど、2~4ターン目まで土地を引けてまっすぐ伸びたんで、4ターン目に《バリケード破り/Barricade Breaker(AER)》が出て、完ぺきなブン回りで手札を使い切って勝ち。いつもだったらマリガンしちゃいそうだったけど、冷静だったなと思います。

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土地1枚でキープした手札はこちら。序盤止められるカードもあるし、遅れても大丈夫かなと思ってキープ。
(左から《鎮定工作機/Pacification Array(AER)》《ショック/Shock(AER)》《悪意器具/Implement of Malice(AER)》《霊気追跡者/Aether Chaser(AER)》《チャンドラの革命/Chandra’s Revolution(AER)》《バリケード破り/Barricade Breaker(AER)》《山》)

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藤田剛史さんや八十岡翔太さんに「この土地1枚の手札でキープして勝ったよ」と見せたら、「こんなんキープに決まっとるやろ!」「これはさすがにキープ、先手でもキープするね」と絶賛。(でも藤田さんは、もし結果が負けだったら「そりゃマリガンするやろ!」と言うそうです。)

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玉田遼一さんと対戦する市川さん。プロツアーとは思えないくらい楽しげにプレイしていました。

 

 

 

●山本賢太郎の場合

山本さんは《キランの真意号/Heart of Kiran(AER)》も入り、きれいにまとまった白青飛行ビートデッキを構築。2-1で手堅くまとめました。

ピックの流れ

山本
1-1は《ヤヘンニの巧技/Yahenni’s Expertise(AER)》でしたけど、あとで後悔しました。そもそも黒はアンコモンやレアからじゃない限りはやらないつもりで、これも微妙だなと思ったけどパックがあまり強くなかったので、とりあえず取っておいて、流れが悪ければいつでも切る算段でした。
1-2は《風友会の強襲者/Wind-Kin Raiders(AER)》(青の即席・飛行4/3)、1-3は《浮遊化改造/Aerial Modification(AER)》と、初手の黒にこだわらず単純に強いカードを手広く取っていったら、《大胆な潜入者/Audacious Infiltrator(AER)》(アーティファクトにブロックされない3/1)が一周してきたりしたので、流れ的に白は確定しました。これは白ではトップ3に入るくらい強いカードなので、白はやれるなということで。
結局黒は全然流れてこなかったので、2色目は青か赤でフラフラしていたら、1パック目の時点で取れていた青のカードは《風友会の強襲者/Wind-Kin Raiders(AER)》、《内陸のドレイク/Hinterland Drake(AER)》(3マナ2/3飛行)、《難破船ウツボ/Shipwreck Moray(AER)》で、赤のカードは《ラスヌーの帆背びれ/Lathnu Sailback(AER)》(5マナ5/4)、《破壊的細工/Destructive Tampering(AER)》(アーティファクト破壊か地上ブロック不可)。これならほぼ青白だなと。
そしたら2-1で《キランの真意号/Heart of Kiran(AER)》が来て、青白だとパワー3以上の乗り手がなかなか用意しづらいというのはあるんですけど、とはいえ強いのでピックして。このあとは少し意識してパワー3の点数を高めにして2パック目を進めていきました。
3-1は《プロペラの先駆者/Propeller Pioneer(KLD)》(飛行・製造1の2/1)です。

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山本さんのデッキ(島8、平地8)

山本
流れでやっていったらこうなったという感じで、2-1デッキだなと思っていたら本当に2-1しました(勝ち、負け、勝ち)。
思ったより活躍したのは《歩行貯蔵器/Reservoir Walker(AER)》です。このカード、初めて使ったんですけど、前から飛行ビートデッキだったら強いなと思っていて。実際使ってみたら、《渦跡の鷹/Eddytrail Hawk(KLD)》(エネルギーで飛行を与える1/2飛行)と相性がいいし、ダメージレースが地上と上空のすれ違いになりやすいんですけど、ライフゲインして1ターンくらいずらせるのがけっこう強かったです。

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Hareruya Prosの高橋優太さんとデッキ構築後に談笑しているところをパチリ。

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