【PTAKH】1日目構築ラウンドまとめ【Day1】
by Team Cygames
今回も、Team Cygamesは4人全員が2日目進出を決めました！
使用デッキは、覚前さんがマルドゥ機体で、そのほか3名は細部の異なるティムール霊気池です。どちらもゾンビデッキを苦手としているため、マッチングが明暗を分ける結果となりました。なおティムール霊気池にとってのデッキ相性は、機体に対しては6：4で有利、霊気池どうしはほぼ五分、ゾンビに対しては4：6か、3.5：6.5くらいで不利とのことです。
対ゾンビ戦はプロツアー前日の夜に多少試したくらいで、皆さんそんなに準備していなかったとのことですが、ふたを開けてみるとメタの3番目に位置していて意外と人数が多かったのが、少々逆風と言えるかもしれません。
それぞれ、今日の構築ラウンドについてまとめます。
●覚前輝也の場合
1日目ドラフトラウンドの戦績
2-1
1日目スタンダードラウンドの戦績（通算戦績 4-4）/マルドゥ機体
| ラウンド | 対戦相手のデッキ（相手の名前） | 勝敗 |
|---|---|---|
| 4 | 黒単ゾンビ（齋藤友晴） | 負け（××） |
| 5 | ティムール霊気池 | 勝ち（○×○） |
| 6 | 黒単ゾンビ | 負け（○××） |
| 7 | ティムールミッドレンジ | 勝ち（○○） |
| 8 | 黒単ゾンビ | 負け（○××） |
●山本賢太郎の場合
Joel Larssonさんとのフィーチャーマッチ。周囲の音が聞こえないよう、ヘッドホンをしています。
1日目ドラフトラウンドの戦績
3-0
1日目スタンダードラウンドの戦績（通算戦績 5-3）/ティムール霊気池
| ラウンド | 対戦相手のデッキ（相手の名前） | 勝敗 |
|---|---|---|
| 4 | ティムール霊気池 | 勝ち（○×○） |
| 5 | 謎の石の儀式（Joel Larsson） | 勝ち（○○） |
| 6 | 黒緑エネルギー（Pierre Dagen） | 負け（○××） |
| 7 | ティムール霊気池 | 負け（○××） |
| 8 | ティムール霊気池（Thiago Saporito） | 負け（××） |
●市川ユウキの場合
1日目ドラフトラウンドの戦績
1-2
1日目スタンダードラウンドの戦績（通算戦績 5-3）/ティムール霊気池
| ラウンド | 対戦相手のデッキ（相手の名前） | 勝敗 |
|---|---|---|
| 4 | マルドゥ機体 | 勝ち（○×○） |
| 5 | ティムールミッドレンジ | 勝ち（不明） |
| 6 | スゥルタイ昂揚 | 勝ち（○○） |
| 7 | ティムールミッドレンジ | 勝ち（×○○） |
| 8 | マルドゥ機体 | 負け（×○×） |
ティムールミッドレンジはまったく同じデッキだったから、たぶん何人かでシェアしてるやつだと思いますね。《媒介者の修練者/Channeler Initiate(AKH)》から、《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》の枠がたぶん《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra(KLD)》になってて、現出タコ（《老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiend(EMN)》）が1枚か2枚入ってる。《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》3体に殴られて、けっこう危なかったです。
4ラウンド目は《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel(KLD)》を6回くらい回したんですけど《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger(BFZ)》がめくれなくて、これは今日来てるな、このまま死んでいくのかと絶望しました（笑）。その後も、1発でちゃんとめくれたのは1回だけですね。
●渡辺雄也の場合
Gabriel Nassifさんとの試合
1日目ドラフトラウンドの戦績
3-0
1日目スタンダードラウンドの戦績（通算戦績 6-2）/ティムール霊気池
| ラウンド | 対戦相手のデッキ（相手の名前） | 勝敗 |
|---|---|---|
| 4 | 緑黒（行弘賢） | 勝ち（○○） |
| 5 | 機体（Gabriel Nassif） | 勝ち（○○） |
| 6 | 白黒ゾンビ（Chris Fennell） | 負け（××） |
| 7 | ティムール霊気池（Eric Froehlich） | 負け（×○×） |
| 8 | 4C霊気池（Ari Lax） | 勝ち（×○○） |
最初に行弘と当たって、同じチームどうしでも当たるんだってびっくりしましたね。逆に、完全ランダムにマッチングされてるってことの証明なんですけど。
負けた2試合は、ゾンビはあまり相性良くないのと、ちょっと土地を引きすぎた部分もあるんですけど、7ラウンド目は1本目トリプルマリガンしちゃって落としたのがもったいなかったですね。
明日はできるだけゾンビを踏まないように……踏んでもいいんですけど、2ターン目まで動いてこないような、くすぶってるゾンビだったらうれしいです（笑）。あと、サイドに手札破壊をたくさん……6枚とか取ってるようなゾンビはちょっときついです。4枚くらいならまだやれるんですが。
●〈MUSASHI〉の成績
〈MUSASHI〉所属のほかのお2人の今日の戦績は以下の通りです。
八十岡翔太さん：ドラフト3-0／構築4-1
行弘賢さん：ドラフト3-0／構築3-2
前回のプロツアー『霊気紛争』での1日目終了時の成績は、山本さんと行弘さんの2人が7-1、覚前さん、市川さん、渡辺さんの3人が5-3、八十岡さんが4-4でした。
今回は八十岡さんが7-1、渡辺さんと行弘さんが6-2、山本さんと市川さんが5-3、覚前さんが4-4となったおり、ほぼ同じくらいの勝ち数です。
1日目終了時のチーム順位は、Brad NelsonやMartin Mullerを擁するチーム「Genesis」が35-12-1という戦績で1位、〈MUSASHI〉は33-15で2位です。なお3位は30-18のMassdrop Westで、6人全員2日目進出を果たしているのは、この3チームだけです。トップとは僅差の勝ち数なので、2日目もぜひ頑張ってほしいところです！
会場は照明がライブハウスのようで、スモークも炊かれており、見ている分にはかなりきれいです。ただ、エリアによってはかなり暗いため、プレイヤー側としてはドラフト中にカードが見づらいといった意見もありました。
会場内のカードショップでは、ゾンビデッキのパーツが値上がりしていました。《無情な死者/Relentless Dead(SOI)》は朝見たときには30ドルでしたが、その後35ドルに上がったという情報も。なおショップでは「どのカードが売れているか」という情報は教えられない決まりになっているそうで、人気カードは値段で判別するしかありません。
最近プロツアーによく出場している車いすのプレイヤーさんがいらっしゃいますが、その人のためにフィーチャーのステージ脇にリフトが設けられ、バリアフリーになっていました。
今日の晩ご飯は、ナッシュビルのメインストリート方面に行ってみたところ金曜の夜ということで大賑わい。明日の戦いに備えてガツンと肉を食べたいという声があり、ハードロック・カフェでステーキなどを食べました。
5ラウンド目の霊気池戦のとき、相手が2本目ですごいクリーチャーのビートダウン型に変形サイドボードしてきたんですよ。たぶん《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel(KLD)》や《織木師の組細工/Woodweaver’s Puzzleknot(KLD)》は全部抜いて、《不屈の追跡者/Tireless Tracker(SOI)》や《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra(KLD)》を出すという。霊気池相手には基本的に入れる《没収/Dispossess(AKH)》や《グレムリン解放/Release the Gremlins(AER)》を3本目は全部抜いて、ブレインズウォーカープランを取ったら、それがうまくはまって勝てました。できるだけばれないように、こっそりサイドボードしました。霊気池戻すなよー！ って思いながら（笑）。