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Team Cygames『基本セット2019』合宿レポート

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7月13日(金)~15日(日)に、恒例となったドラフト合宿が行なわれました。今回はプロツアーが特別版でドラフトラウンドがないため、主に翌週のグランプリ・千葉2018のための練習となっています。
9回目のドラフトが終わった日曜午後のタイミングでTeam Cygamesの5人に取材し、市川さんが優勝したグランプリ・シンガポール2018の思い出、「基本セット2019」環境雑感、さらに話題のイベント「The Silver Showcase」についてなどを聞きました。

 

Staff
参加メンバー一覧(敬称略)順不同
山本賢太郎、市川ユウキ、渡辺雄也、覚前輝也、八十岡翔太、中村肇、中村さら、瀧村和幸、川崎慧太、井上徹、石村信太朗、佐藤レイ、金川俊哉、高尾翔太、松本友樹、加茂里樹、加藤健介、行弘賢(撮影時不在)

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本番さながらのタイムカウントつきで、2卓に分かれてドラフトを行なっています。この日は快晴かつ酷暑で、涼しい部屋でのドラフトざんまいには絶好の日和でした。

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差し入れで届けていた『Shadowverse』のカード付きウエハースから出てきたカードがトークン置き場に並べられていました。残念ながらレジェンドは出なかったとのこと。

 

 

 

●市川さんがグランプリ・シンガポール2018で優勝!

――まずはGP優勝おめでとうございます。勝因は何でしたか?
市川「自分を信じることですね。王神デッキを使ったこと以外に勝利の理由はないですから、デッキ選択が100%です。自分を信じると言っても、自信はなかった。理論的にはいけると思うんだけど、不安はあったし、その理論が正しいかどうかもわからない。疑心暗鬼になってはいたけれども、でも自分を信じて踏み込んだことがすべてでしたね。」
八十岡「そもそも、ほかの選択肢があんまなかったよね。」
市川「そう。王神もそんなに手ごたえよかったわけじゃなかったけど、理論的には強いはずと。」

――《削剥/Abrade(HOU)》と《無許可の分解/Unlicensed Disintegration(KLD)》が環境に少なくなっているはずだと。
市川「平均1枚ずつくらいは減ってるかなと。実際、《無許可の分解》は間違いなく減ってましたね。前は平均3枚くらい入ってたのが、1.5枚くらいになってた。《削剥》は0.7か0.6枚くらい減ってたかな。」

削剥 無許可の分解

 

――市川さんはアジアGPで特に強いですが、何かわけがあるんですか?
市川「わかんないですけど、常に相手のことはなめてます(笑)。俺のほうがうまいという前提でデッキも選んでるし、プレイもしてます。王神って、相手がうまいとけっこう勝てないデッキなんで。
たとえば相手が、『《削剥/Abrade(HOU)》を持ってるけど、このターンは《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》をプレイしないとクロック詰められないから、ここだけはリスクを取って構えずに行こう』みたいな感じでしっかりプレイしてくると、けっこうきついことが多くて。
そうじゃなくて、相手が『墓地に落ちてる《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》に《復元/Refurbish(KLD)》が決まると負けるから、《削剥》持ってるしずっと2マナ立てて構えておこう』っていうタイプなら、その2マナを使えないぶん、《再燃するフェニックス》や《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》が出てくるターンがすごく遅れるじゃないですか。そうすると、こっちはその2マナ得してるぶんで好きにプレイできるんですよね。」

――だからこそ、自信を持って「俺はいつでも《復元/Refurbish(KLD)》でお前を倒せるんだぞ」みたいなオーラを出していると、勝てるんじゃないですかね。
市川「どうなんですかね(笑)。まあとりあえず、《復元》がなくても《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》を捨てておくのは大事ですね。《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》で《王神の贈り物》と《発明の天使/Angel of Invention(KLD)》をすぐ捨てれば、相手もやっぱり『構えなきゃ』ってなるんで。」

――大会で特に苦しかった試合などはありますか?
市川「準々決勝ですね。それまであんまりミスってなかったんですけど、1ゲーム目ミスって。
相手は赤黒ミッドレンジだったんですけど、ずっと《削剥》構えてる感じで、このターンに《王神の贈り物》を素出しして《削剥》されて、返しに《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》走られたら負けだし、もしくはこのターンに《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》を永遠で戻してそれを《無許可の分解》されると負け、みたいな場だったんです。
《機知の勇者》バックするか《王神》出すかって二択しか僕の中になかったんで、7マナで戻して4枚ドローして、調子に乗って《機知の勇者》を2枚捨てちゃって、細かく動けなくなっちゃって……。
でもここは《排斥/Cast Out(AKH)》を構えてゴーしてれば、結果的に勝ってた。そのターンだけとりあえずしのげば、次のターンには《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》が土地になるぶんも含めて確定で11マナあったんですよね。だから《王神の贈り物》を出して、割られても《復元》撃って《発明の天使》が帰ってくれば勝ちだった。1ターン待つって選択肢がなかった。
サイド後は相手にハンデスとか入ってきてきつくなるから1ゲーム目を取りたいんで、これをミスして負けたことで『これは一没かな』と思いました。まあ、そのあと2ゲーム取り返せてすごく運がよかったんですけど。それが大会を通して一番きついマッチアップだったかな。」
八十岡「初戦負けたあと、ずっと勝ってたもんね。」
市川「そうだね。フルボッコにされてスリーブ替えたら、そこから全勝した(笑)。」
八十岡「大事だよね、すぐ替えるのは。」

――スリーブが勝因でしたか。
市川「スリーブは替え得!」

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ドラフトしたデッキを撮影する市川さん

 

 

 

●M19ドラフトについて

――まず、今回の記事はグランプリ・千葉2018の直前にアップされる予定ですので、それを念頭に置いてこの環境のドラフト雑感を話していただければと思います。
八十岡「やはり赤緑最強!」
渡辺「緑がダントツで強い!」
(一同笑い)
市川「初手は6マナ6/6(《巨大な戦慄大口/Colossal Dreadmaw(M19)》)!」
覚前「でかいは正義!」
渡辺「そこに《樫変化/Oakenform(M19)》が最強!」
八十岡「そこまで行くと嘘っぽい(笑)。」
市川「再録されたカードはみんな強さわかってるからな、わからないくらいのカードじゃないとダメか。」

巨大な戦慄大口 樫変化

 

――えー、ともあれ情報操作はそのへんにしまして、今のところみなさんの調子はいかがですか?
市川「今0-3して、ちょうど勝率5割くらいかな。」
覚前「僕はたぶん55%くらいですね。いつもこんなもんです。」
渡辺「僕は2-1平均……さっき1-2したからそれでちょいマイナスくらいかな。」
覚前「64%くらいってこと? すごいね。」
市川「ヤソとやまけんは今回けっこう負けてるイメージ。」
八十岡「無ですね(笑)。2-1と1-2を繰り返してるだけです。」
山本「僕もあまりよくないですね。平均以下なのは間違いない。」
八十岡「なんか、難しいよね。いつもと勝手が違って、攻め方と守り方のパターンがありすぎる。基本セットのわりに、やけにややこしい。」
渡辺「この環境、シナジー環境なんですけど、シナジーの組み方がいつもより難しいんですよね。」
八十岡「色が空いてて、回ってきた強いカード取ったみたいなのは、いいデッキに見えてもだいたい負けます。」
渡辺「2マナ域はあまり強くないけど環境は早いっていう、珍しい環境です。早いって言っても5ターンで終わるとかじゃなくて、9ターン目とかまでゲームは続くんですけど、膠着しないから10分もかからなかったりして、ゲームが終わるのが早いんですよね。自分のシナジーを押しつけたほうが勝つ。」
市川「システムが完成したほうが勝ちってところはある。」
八十岡「ターン数で見たらそんなに高速環境ではないけど、“そこから3ターン後に負ける”のが見えてる感じ。」

――シナジーがない場合、1枚1枚で対抗するしかないからじりじり負けていく感じなんですね。
八十岡「だから、緑だとしても相方になる色次第でカードの点数が全部変わる。」
渡辺「この色の組み合わせだと、このカードは強くなるか弱くなるか、っていうのを熟知する必要があると思います。」
市川「緑が組みづらいのはそういうところ。マナクリーチャーが欲しいか、《大蜘蛛/Giant Spider(M19)》が欲しいか、デッキによって全然違ってくるから、とりあえず緑だけ取るみたいな戦略は難しいですね。逆に青はとりあえず単色で取ってても、アーティファクトのシナジーがけっこう完結してるんで組みやすい。」

――組み合わせで変わるということですと、強い色/弱い色はあまりないですか?
渡辺「白と青は組みやすいから強いですね。コモンの下地がしっかりしてるんで。」

市川「あとは、同じ色の同じマナ域に似たようなクリーチャーが多いんですよね。赤の3マナ3/2威迫(《ボガートの粗暴者/Boggart Brute(M19)》)と3マナ4/2バニラ(《オナッケのオーガ/Onakke Ogre(M19)》)とか、青の3マナ2/2飛行(《エイヴンの風魔道士/Aven Wind Mage(M19)》)と、3マナ1/2の1/1飛行がついてくるやつ(《飛行の先駆者/Aviation Pioneer(M19)》)とか。」

ボガートの粗暴者 オナッケのオーガ

エイヴンの風魔道士 飛行の先駆者

 

渡辺「全然違うよ(笑)。」
市川「え、似てない?」
渡辺「2/2飛行の果敢とトークン出すやつじゃ、カードの性質がまったく違うでしょ!」
市川「それはまあ、ドラフト巧者の意見ですから。料理の塩の違いみたいなもんでしょ(笑)。俺の中では“3マナ圏の飛んでるやつ”くらいなもんだから。」
渡辺「いやいや、4/2と3/2威迫はいくらなんでも全然ちげーだろ!!(笑)」
八十岡「強さは違うけど、“3マナの殴るクリーチャー”という意味では一緒。」
市川「なんていうか、今までと比べると、同じマナ域のクリーチャーが多い印象なんだよね。」

――でも微妙に使い分けが必要で、「似たようなクリーチャーだからこっちでいいや」ってピックすると噛み合わなかったりする。
市川「そうっすね。青赤果敢デッキに1/2のほうを入れても微妙だし。」
八十岡「だから難しい。」

渡辺
ニヤニヤしながら仲睦まじい2人

 

 

 

●初手ピック

――恒例の質問ですが、初手に取りたいカードは?
渡辺「ダントツでヒゲ装備(《ヴァレロンの有印剣/Sigiled Sword of Valeron(M19)》)。相手がタフネス3以上をコントロールしてなければ、出した2/2が次の装備先にもなるし、常に仕事するようになるんで。」
八十岡「相手は構えたりしなきゃいけないから、その間に展開すればいいみたいな。」
渡辺「ゲームのイニシアチブの取り方がすごすぎる。」

ヴァレロンの有印剣

 

――装備品はみんな選びそうなので、それ以外だと何になるでしょうか?
覚前「僕は《暴君への敵対者、アジャニ/Ajani, Adversary of Tyrants(M19)》がいいな。《アジャニ》から白行きたい。」
八十岡「今回シングルシンボルで強いカードがあんまりなくて、ダブルシンボルが多いから、飛び抜けて強いカードってないんだよね。青の5マナエンチャント(《悠長な再構築/Patient Rebuilding(M19)》)で。」

暴君への敵対者、アジャニ 悠長な再構築

 

市川「まあ、やっぱり《暴君への敵対者、アジャニ/Ajani, Adversary of Tyrants(M19)》かな。白やりたいし。」
八十岡「けっこう《アジャニ》取って0-3することもあるよ。」
覚前「“ポンポンアジャニ”は、《アジャニ》引かないと負けるよね。」
市川「無理やり白やってたりするから、ポンポンがだいたい弱くなる。」

――“ポンポン”っていうのは、2ターン目3ターン目のクリーチャーのことですか?
市川「クリーチャーを戦場に放った効果音です。」
渡辺「僕は《工匠の達人、テゼレット/Tezzeret, Artifice Master(M19)》かな。」
山本「僕もやっぱり《テゼレット》が一番いいかな。青は丸いというか、どの色の組み合わせでもいけるし。」
八十岡「《アジャニ》は前のめりにならないと弱いけど、《テゼレット》は更地で出しても勝つから。除去→除去からでも強いし、クリーチャー→クリーチャーからでもいい。」
市川「《アジャニ》は除去→除去から撃っても弱いからね。」

――確かに。

工匠の達人、テゼレット

 

 

 

●プロツアーに向けて

――次のプロツアーにはドラフトラウンドがないですが、今回の合宿の心構えや練習内容も変わりますか?
八十岡「特にやり方は変わらないですけど、合宿終わった後はもう集まってドラフトやることはないんじゃないですか。」
市川「それはないね。僕は合宿後は、シールドを1日1リーグ、構築も1日1リーグやりつつ、千葉に向かうってイメージですね。」
八十岡「それに加えてドラフトも1日1リーグと。」
覚前「大変やね~(笑)。」
市川「でもまあ、モダンリーグは1時間くらいで終わる可能性あるから。」

――プロツアーの練習はすでに並行してけっこうやっているんですか?
市川「一応1日1リーグ、気分が乗ったら2リーグくらいはぼちぼちと。」
渡辺「でも、チームで調整って言うよりは、けっこう個人ベースですね。同じフォーマットやる人どうしでコミュニケーションとったりはするんですけど。」

 

Staff
〈MUSASHI〉のチーム分けと担当フォーマット予定
チームA:渡辺(スタンダード)・覚前(モダン)・八十岡(レガシー)
チームB:行弘(スタンダード)・市川(モダン)・山本(レガシー)

市川「モダン組の交流はまったくないですけどね(笑)」
覚前「ないね。」
渡辺「モダンは正直ベストデッキとかないんで、別にいいんじゃない? モダンが一番楽でしょ。」
市川「いやー、モダンが一番大変だよ~(>_<)」
八十岡「モダンにあるのは迷いだけじゃない? デッキを練る意味がなくて、選ぶだけだから。」
市川「でも、俺も合宿終わったらちょっとスタンダードもやろうかなと思ってますけど。」
渡辺「それ共有してよ。」
市川「いいよ、自分で回した分は共有するよ。」
八十岡「レガシーも共有してよ(笑)。」
市川「えっ何、竹やりデッキ使えばいい? ボーマットデルバー…通称“ボマデル”っていうやつが今ブームらしいんだけどどう?(笑)。まあ、レガシーは大変だよね。」

――禁止が出て急に環境が変わりましたから、大変ですよね。
八十岡「まず、カードを集めなきゃいけないのが一番めんどくさい(笑)。」

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ピックを終え、和気あいあいとデッキ構築中

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対戦後に全員分のレアを出してみたら、なんと“七対子”でびっくり!

 

 

 

●「The Silver Showcase」について

――ほかのゲームのプレイヤーでマジックに縁のある人を4人と、マジックプレイヤー4人を集めて古いカードでロチェスター・ドラフトをやるイベント「The Silver Showcase」ですが、発表されたときにけっこうモメましたよね。これについて、ありのままの意見をお聞かせいただければと。
市川「見せ方が下手でしたね。全員に賞金出したうえで優勝は何百万ですって言うから、プロプレイヤーが『おいおいおい、俺たちはホテルも削られて待遇どんどん悪くなってる一方なのに、ほかのゲームのやつらにこんなに賞金出すんかい!』ってなっちゃうわけで。『出たカードは全部募金するチャリティイベントやりますよー』みたいに言っといて、裏でこっそりギャラ100万円ずつ払っとけば、ほかの人にはわかんないから不満も出なくて、きれいな話で終わってたのに。」
八十岡「俺に言わせると施策そのものが悪いですね。もともとマジックプレイヤー向けのイベントじゃなくて外向けだから、賞金がないと『マジックでもこういう何百万の賞金つき大会をやるよ』って宣伝するという、メインの目的が達成できない。だからイベント自体がゴミかなって。」
市川「いっそ全員非MTGプレイヤーのほうがよかったかもね。」
八十岡「せめてジョン・フィンケル1人だけとか。」
市川「そうだね。フィンケルがマジック代表で、あとは全部チェスとか違うゲームの強い人を呼んでやったらよかった。」
八十岡「さすがにマジック系4人は多すぎる。」

――マジックプレイヤー向けなのか、外向けなのかが中途半端ってことですかね。
渡辺「マジック系の人の選び方も悪かったと思いますね。」
市川「あれは口うるさい連中を選ぶための口実だから。」
渡辺「マジでPV(招待されているPaulo Vitor Damo da Rosa)とか何も言ってないからね。」

――もし皆さんがあのイベントに招待されていたら、どうでしたか?
市川「“アジア・ストリーマー代表”とかでね。そしたらもう……『あざっす!!!!』って(笑)。」
八十岡「呼ばれるのは半分とばっちりだから(笑)、何も言えないのはわかるけど、せめて何かもうちょっと『このイベントはいいものだ』とかアピールしてほしいよね。無言はちょっとね。」
市川「僕なら、選ばれたら即座に『ウィザーズは神』ってタイトルの生配信始めるよ(笑)。」
渡辺「『いやーマジックやっててよかったっすわー!』って。」
八十岡「それくらい言ってくれないと。あとは、キブラー(招待されているBrian Kibler)みたいに賞金を全部寄付してほしいよね。」

――ほかの人も彼に続くのかなと思ったんですけど……。
八十岡「いや、マジックプレイヤーはもらえるものはもらうから(笑)。」
市川「マジックプレイヤーがそんなにマネタイズ(収益化)できてない現状っていうのが表面下であって、その不満が爆発した感じですね。『僕らの条件がこうなのに、こんなイベントやるの!?』っていうのが一番の批判されるポイントですよね。」
八十岡「ウィザーズ的には、このイベントの賞金とプロに払う金は、担当部署とかも違うから別枠なんだってことでしょうけど、そんなの知るかってなるから。」
渡辺「ちょうどプラチナの削られたホテルの分と同じくらいの賞金額なんだよなー。」
市川「だから、タイミングも悪かったよね。」
八十岡「それよりもワールド・マジック・カップの賞金上げて盛り上げてほしいよね。」
渡辺「僕たちがワールド・マジック・カップで優勝してもらった賞金よりこのイベントの参加賞のほうが多いですからね。」

 

 

 

●配信スタンプ

――市川さんのTwitch配信のためにCygamesで作成したスタンプの絵柄ができましたが、どうでしたか?

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市川「見ました見ました。コミカルでかわいい。ただ配信で使ってもらうには、セリフが大事なんですよ。」

――現時点ではまだ絵だけですね。
市川「これからセリフをつけるんですよね?LINEスタンプとしても売るとかなんとか…いずれにしても使われるかどうかはセリフが重要だなと思ってます。」
八十岡「『うるせー!』って瀬畑が言ってるスタンプとかね(笑)。」

――リクエストはありますか?
市川「いや、お任せで!」
渡辺「(絵を見ながら)このやまけんの表情、口元が1ピクセルしか変わってないのがすごい。」
八十岡「この“無”の表情にいったいどんなセリフつけるんだろ?」

――「サラサラサラ……」とかいいですね。
八十岡「それは事故ったとき用に欲しい。」
渡辺「僕のは“オタクっぽく”って発注だったらしいよ(笑)。」
市川「てるやが一番表情豊かに描かれてるよね。」

――それぞれ笑顔のスタンプがありますけど、山本さんだけ冷や汗かいてて、作り笑いなんですよね。
市川「乾いた笑い(笑)。」
八十岡「よくできてるじゃん。」

――山本さん的には、こういうのどうですか?
山本「いや……喜ばしいなと。光栄に思ってます。」
市川「やまけんの感想、適当だな!(笑)。」

――市川さんの配信用に作ったものですけど、ちゃんと5人分あるんです。
市川「これ全部で25種類あるんですけど、俺の配信ってそんなにスロットあったかな……。配信にレベルみたいのがあって、スタンプの数が決まってるんですよね。」

――じゃあ最初は市川さんの顔だけとかになるかもしれないですね。
市川「そう。確か課金額でスタンプを分ける設定もできるから、5ドル課金したら誰のスタンプ、10ドルで誰のが使えるようになる、とかもありうる。」
八十岡「無料の瀬畑からスタートして、最後まで行かないとやまけんは使えない、みたいな。」
覚前「おー、レア感がある。」
市川「15ドル入れた結果『やまけんの表情、全然変わらんやん!』ってなるけどいいのかな(笑)。」

――払うお金の設定は、市川さん次第なんですね。
市川「そうですね、まだどうなるかちょっとわからないです。」
覚前「このスタンプ、みんな買ってくれるかなぁ?」
市川「やっぱりセリフしだいだよ。」
覚前「楽しみではある。」
八十岡「これで瀬畑が稼いでるかと思うと、ちょっとイラっとするけど(笑)。」
市川「いや、儲かるとかじゃなくて、顧客満足度の問題だから!」

いつ実装されるかは未定ですが、発売になったあかつきにはぜひ使ってくださいね!
このあとグランプリ・千葉2018、そして25周年記念プロツアーと大会が続きます。どうぞTeam Cygamesを応援よろしくお願いいたします!

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