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2023-2024年・冬のTeam Cygamesだより

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2023年11月から2024年1月までの、Team Cygamesメンバーの近況をお届けするまとめ記事です。
冬場は競技マジックのオフシーズンでしたが、2月からはまたいろいろな活動が始まります。今週末11-12日にはプレイヤーズコンベンション横浜、そして23-25日にはプロツアーがあり、市川さんと八十岡さんが出場します。

■2023-24年冬振り返り

11月12日 Magic: The Gathering Triple Showdown 2023 Final
発売前の『イクサラン:失われし洞窟』を使ったチーム・シールド戦で、約10時間にわたる長時間放送となりました。八十岡さんはTEAMアルファのメンバーとして参加し、視聴者からの投票による「MVP賞」を獲得。また市川さんは、人気配信者トナカイトさんと2人で副音声配信を担当しました。

トリプル

Staff
マジック業界外の人気ストリーマーとの共演はいかがでしたか?
市川
事前の打ち合わせでは「MtG全然詳しくないですが」と前置きされていたんですが、そんなこともなくメチャクチャ詳しくてビックリしました。
特に『イクサラン:失われし洞窟』発売前だったんですが殆どのカードを把握されていて、努力の方だなと感服しておりました。
やっぱり人気ストリーマーはそういう点でも違うんだな~と勉強になりました。

 

11月17日 『イクサラン:失われし洞窟』発売
八十岡さんのレビュー記事はこちら。

 

11月19日 PIONEER SHOWCASE CHALLENGE
市川さんが、431人参加したMagic Onlineのパイオニア大会で優勝。
このときに使ったクイントリウス型の発見コンボが環境を揺るがした顛末は、こちらの記事をご覧ください。

 

11月25-26日 プレイヤーズコンベンション愛知2023
詳しくはこちらのレポート記事にて。
この週末、裏でアリーナオープン(フォーマットは『イクサラン:失われし洞窟』リミテッド)も開催されていました。八十岡さんはこちらにも参加して「お小遣いゲット」しましたが、そのため寝不足で2日目を迎えることになり、レポートに記事に載っているプレイミスの要因になったということです。

 

12月4日 パイオニア、モダンなどで禁止改訂
パイオニアでは下馬評通り《地質鑑定士》が禁止に。また、記事で市川さんが予測していた《密輸人の回転翼機》が解禁となりました。

地質鑑定士密輸人

12月9日 マジック:ザ・ギャザリング超感謝祭
ベルサール高田馬場で開催されたカジュアル向けスタンダードイベント。
八十岡
近所だったので行きました。会場でドラフトでもやろうかという話になったのですが、ドラフトブースターが売ってなくて(セットブースターは売ってた)時代の流れを感じました。

 

12月10日 Pioneer Showcase Qualifier
MOCSの出場権を賭けたショーケース本戦に、市川さんがアマリアコンボで出場しましたが残念ながら敗退。

 

12月12日 MTGアリーナに『タルキール覇王譚』実装
 10年前に発売された人気エキスパンション『タルキール覇王譚』がMTGアリーナで実装されました。
Staff
『タルキール覇王譚』もいつの間にか10年前のセットですが、特に思い出深いカードや当時のお気に入りカード、もしくは久しぶりにアリーナで使って楽しかったカードなどあれば教えてください。
覚前
これに関しては変異です!
変異は歴代のシステムとして1番好きで、駆け引きしてる感が常にあるのでワクワクします。
特にリミテッドで楽しいので変異を使って楽しみたいと思います。
山本
有効色フェッチランドが再録になるという事でYahooニュースにのり、めちゃくちゃ話題になってたのを覚えています。思い出深いカードは《包囲サイ》。多分10人に聞いたら5人は《包囲サイ》って答えるんじゃないかな。それぐらい自分でもよく使ったし相手にもよく使われたカード。

包囲サイ

八十岡
ドラフトで何回も《カマキリの乗り手》を3ターン目に出されて、現代でも通用するスペックだなと思いました。
お気に入りはディグ(《時を越えた探索》)ですね。

カマキリの乗り手時を越えた探索

市川
《砂塵破》! ゲームも今のリミテッド環境と比べて長くなるので、威力は絶大でしたね。
みんな衝撃的過ぎてこれ以降に出る「場に1体クリーチャーを残す全体除去」は全部「砂塵破」と呼称されたりして、とても記憶に残るカードです。

砂塵破

12月16-17日 THE LAST SUN 2023
年末恒例のイベントがレガシーとパイオニアで開催され、八十岡さんは配信での解説、市川さんは何年ぶりかで出場しました。

 

12月24日 八十岡さんが統率者戦に挑戦
メンバーは高橋優太さん、増田勝仁さん、平山怜さん。仕事などとは関係なく遊びで生まれた企画とのことですが、動画でも見ることができます。
八十岡
結構楽しかったです。
青いデッキが多かったので、どこで仕掛けるかなど駆け引きが多かったのもよかったです(青が少なかったら違う印象になってそう)。

統率者

12月25日 「マジック:ザ・ギャザリング 30th Anniversary Book」
マジック30周年記念書籍が発売され、八十岡さんと市川さんの取材記事が掲載。八十岡さんはソロインタビュー、市川さんは行弘賢さんとの対談です。

インタビュー

1月3日 八十岡さんが5人チーム戦に出場
晴れる屋トーナメントセンター東京で開催された「チームで熱くなれ!新春晴れる屋5人チーム杯」に、八十岡さんがパイオニア担当で出場。以下のメンバーが集まった豪華チームでした。
スタンダード:齋藤慎也さん
パイオニア:八十岡さん
モダン:井川良彦さん
レガシー:平山怜さん
パイオニア:熊谷陸さん

 

1月20-21日 アリーナオープン
フォーマットは『イクサラン:失われし洞窟』リミテッド。
八十岡さんが「腕で熱戦を制しまくって」2000ドル獲得。

 

1月27日 覚前さんが店舗予選通過
覚前さんがエスパーミッドレンジ(スタンダード)を使用してチャンピオンズカップ店舗予選を通過。

 

覚前
今シーズンはMTGアリーナでスタンダードを回し調整していました。 ネットの大会には出ず、次シーズンのチャンピオンズカップ店舗予選を突破することをまずは目標に練習していました。 結果のほうは 1回目は青黒ミッドレンジで3-2 2回目はエスパーミッドレンジで6-0で突破という形になりました。 とはいえ、まずは「店舗予選→エリア予選→ファイナル」の、最初の店舗予選を突破したという形です。 次のシーズンはスタンダードらしいので、エリア予選抜けてファイナル本戦出場を勝ち取りたいと思います!
Staff
なぜエスパーミッドレンジを使用しましたか?
覚前
ネットで落ちてるデッキを一通り試してみて、環境的に最適解だと確信できたので選択しました。 いろいろなデッキを数回ずつ回してみて、プレイ練度では差が出にくく、ジャンケンみたいなところがあり「相性」と「先手後手」でほぼ勝負が決まると考えました。今回使用したデッキは相性の良いデッキにはとことん強いことと、先手後手をひっくり返すカードが多いという要素が詰まっているので選択しました。
Staff
わりと久しぶりのリアルマジックだったのではないかと思うのですが、どうでしたか?
覚前
基本的な事は変わらず、強いデッキを使えば勝って弱いデッキを使えば負けるを再認識しました。 最近は誘発系のカードが多いので誘発間違いには注意したいです(笑)

 

1月30日 八十岡さんのマリガン問題
八十岡さんがX(Twitter)でマリガン問題を出題。大勢の人による議論を巻き起こしました。トッププロやいろいろな人の考えを学べるいい機会になったのでは?

 

■チームメンバーへのマジック・アンケート

Q. 2023年のマジックシーンを振り返ってどんな年でしたか?(マジック以外の話でもかまいません)

山本「健康の大事さをつくづく痛感した1年でした。去年は1年中どっか病気しているみたいな状態でした。」

八十岡「コロナ明けもあって気が付いたら終わってましたね。特に何もなかった1年だったなと。山登ったぐらいですかね。」

市川「世界選手権に2年連続で出場できたのは良かったですが、プロツアーでTop8のような好成績を残せなかったこと、世界選手権で初日落ちしたことは残念でしたね。」

覚前「マジックの製品に関しては、さまざまなカードデザインが増えコレクション要素をより強くしたいんだと感じられる年でした。
トーナメント環境に関しては、最低限の競技環境は整えられている……そんなイメージです。トーナメントプレイヤーにとっては残念ではありますが、時代の流れには抗えないということですね。」

Q. それでは、2024年はどんな年にしたいですか?

覚前「そのトーナメント環境が自分のイメージとどのくらい乖離しているのかを確かめる年にしたいです。
あと、できれば今年は何かの大会で結果を残したいですね!」

山本「健康第一ということで『栄養』『運動』『休養』の3つの要素をバランスよく保つ事を意識して生活していきたいです。」

市川「プロツアー&世界選手権で勝ちたい! シカゴももちろん!」

八十岡「2024年は何か新しい事やっていこうと思います。
PTに関しては常にTOP8目標で望みます。」

Q. 『カルロフ邸殺人事件』の注目カードは?

山本:各種諜報ランド
占術土地が好きだったのですが、まさか2段階も強くなった土地が出るとは思いませんでした。スタンダードのみならず、暇な時にフェッチから持ってくる動きが強いのでモダンでもよく使われる土地になると思います!

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市川:《緊急の検死》
インスタントスピードの4マナのカードの能力としてむちゃくちゃな事が書いてあります。
もちろん証拠収集コストも重いんですが、うまく使ってやりたくなるカードです。

緊急の検視

覚前:《カイロックスの電位闊歩機》
3マナで1対2交換を安定して取れるスペックで、除去されにくさも良い。
5000円オーバーのカードと思ったのに現在800円。このカードの今後が楽しみです。

カイロックス

八十岡:《喝破》
パイオニアの影響かなり大きいです。
(※編注:八十岡さんによる『カルロフ邸殺人事件』のレビュー記事も明日アップ予定です!)

喝破

■おまけ:最近の1枚

覚前「最近「弱虫ペダル」熱が再上昇し、アニメ版で第1期から見直し中です。
中でも金城先輩の
『踏み出した一歩は小さくても、必ず積み重なる。たとえ今日勝ちがなくてもその時出した一歩は、1ヶ月後か2ヶ月後必ず形になる。だから俺は諦めない。たとえどれだけ時間がかかろうともそれが一年後であっても……』
この言葉が好きです。」

覚前

 

山本「長時間作業して集中力が切れた時とかにこのラムネをよく食べてます。ブドウ糖が頭をシャキッとさせてくれます。大会中の糖分補給としてもオススメです!」

山本

八十岡「モネ好きなんで行ってきました。」

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※編注:市川さんは「すいません、あまりにもなにもないのでナシにしてください!」とのことでした。

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