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2024年・春のTeam Cygamesだより

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2024年2月から2024年4月までの、Team Cygamesメンバーの近況をお届けするまとめ記事です。先日開催されたプロツアー『サンダー・ジャンクション』の内容も含めてお届けします!

覚前さんは前回の冬まとめ記事内で店舗予選を抜けていたのですが、その後「MTGアリーナでスタンダードの調整をしていましたが、しっくりくるデッキが見つからずエリア予選の参加を見送りました。」とのことでした。残念です 😥

 

 

 

■2024年春振り返り

2月9日 『カルロフ邸殺人事件』発売
八十岡さんのレビュー記事はこちら。

 

2月11-12日 プレイヤーズコンベンション横浜2024
八十岡さんは解説。1日目はスタンダードの大会、2日目の朝にスタンダードの決勝をやったあとモダンの2日目が始まるという変則的な大会中継でした。
八十岡
楽しかったです。特にスタンはそこまでデッキタイプないので同じデッキがよく映る事になるんですが、フォーマット違うとそれが起きないのがいいですね。スタンの決勝は1日目がいいですけど。

一方市川さんはチャンピオンズカップファイナル シーズン2ラウンド2(モダン)にエスパー御霊で参加してTOP8。一緒に調整したメンバーのうち3人がTOP8入りしました。好成績ではあるのですが、市川さん自身は実質的に優勝と準優勝にしか意味がないため、惜しい結果でした。

 

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初日の市川さんの服装は全身緑色(でもデッキは白青黒)。

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八十岡さんはスーツを新調。こちらも緑が基調のものです。

 

 

2月23-25日 プロツアー『カルロフ邸殺人事件』
シカゴで開催されたモダンのプロツアーに、市川さんと八十岡さんが出場しました。

 
市川さんの場合
カルロフ市川
市川さんはドラフト2-1(この環境初のディミーア)、構築0-4で初日落ち。
直前のチャンピオンズカップファイナルのために練習しすぎて時間がなくなり、ロータスコンボを決め打って1週間で猛練習したのですが、直前にメタゲームが変化し相性の悪いデッキが増えてそれらに当たってしまいました。
初日落ちしたため、次のプロツアーでチェインする必要があります。
なお市川さんは合間にモダンショーダウンに出たりニコルボーラス毛布を買ったりもしていました。
公式サイトでの市川さんのレポート記事はこちら。

 
八十岡さんの場合
カルロフ八十岡
八十岡さんは体調がすぐれなかったそうですが、青白コントロールを使用し、10勝5敗1分で28位という結果に。 デッキ選択の候補になったのはイゼットフェニックス、ボロス召集、青白。ラクドスには詳しいため「この環境では無理」とわかっていて試しもしなかったのと、アマリアコンボは「好きじゃない」ので選ばず。イゼットフェニックスはトップメタだから対策がきついだろうと思ってやめましたが、意外と対策されていませんでした。ボロスは最後まで迷ったものの、カードを探すのが大変だったのでやめました。 ただデッキ提出タイミングを間違えていて、土地をちゃんと調整できないままでした。土地は試さないとわからないのですが、とりあえず回ることを優先したのでミラーマッチでミシュラランドの差で負けたとのこと。      

3月2-3日 アリーナ・オープン
フォーマットは『カルロフ邸殺人事件』リミテッド。 2日目、市川さんが3-1、4-0で2000ドルゲット。八十岡さんは「最後ミスって1-1で終了」とのことで、PS5代を稼げませんでした。

 

12月9日 禁止改訂
モダンで《暴力的な突発》が禁止になりました。
暴力的な突発
なおこのころ、市川さんの影響もありモダンではエスパー御霊がだいぶ流行しました。

 

市川
エスパー御霊的には、禁止改訂は実はあんまり影響出ないんじゃないかなと思いました。 むしろ有利なリビングエンドがほぼ消滅したので、ポジションは悪くなった印象です。 ただ単純に上位デッキであったリビングエンドとティムールカスケードが環境から退場していったので、もともと環境でもそこそこ上位だったエスパー御霊にスポットが当たったんだと思います。

 

3月上旬ごろ 市川さんが「無を取得」
市川さんがMOCS Qualifierを目指してそのラストチャンス予選にたびたび参加し、惜しいところまで行ったものの「無を取得した」という話がありました。これについてわかりやすく解説していただきました。

 

市川
MOCS Qualifierに出場するには2つの手段があって
・定期イベントであるShowcase ChallengeでTop8に入る
これがメインですが

・Qualifierがある週直前のラストチャンス予選で5-0する
こちらでもMOCS Qualifierの権利を獲得できます。

このシーズンはShowcase Challengeに積極的に出場しませんでした。(スケジュールを調整せず、時間が合えば出るくらい) 一方ラストチャンスにはQP(参加に必要なポイント)が許す限り出る計画でした。これはShowcase Challengeは400人前後のイベントでのTop8に対し、ラストチャンスは5-0のみと、こちらのほうが効率的に良いのではないかと考えたためです。

ただ、これは誤りでした。
ラストチャンス予選は3日程度しか期間がなく、ただ構築全フォーマットあります。QPをふんだんに持っていた為毎日4~5回のスケジュールイベント、しかも異なるフォーマットで、です。こうなってくると精度も何もなく、精彩に欠けまくり。

こんな状態では数打っても当たりません。
これならしっかり的を絞って、狙いを定めるべきだなと思いました。 これが無を取得し続けた内容です、もう絶対しません。

 

3月28日 市川さんが『サンダー・ジャンクション』のプレビューカードを発表
配信内でプレビューカード《がめつい市長》を公開しました。

 

3月29日 アリーナのプレミア・プレイの変更
5月以降、アリーナ・チャンピオンシップに出場できるプレイヤーの数が増え、アリーナ・チャンピオンシップで授与されるプロツアーへの参加権利が増えることが発表されました。
八十岡
CSの権利も増えてるので、予想以上に今のシステムでチェインできる人が少なかったんだろうなとは思いました。ある程度まんべんなく振り分けられれば250~300人という試算だったと思うが、そんな事はなく集まるところに集まったんだなと。
イベントに出られる人が増える分には喜ばしい事かなと。
市川
良いことだと思います。
現行のアリーナ・チャンピオンシップだと出るのにもすごい大変で、そこからプロツアーに続かない(予選のDay2で7勝したプレイヤーのみ権利で、アリーナ・チャンピオンシップは全く関係ない)のは少し変だと思っていました。
MTGアリーナからプロツアーへの道が具体的になったので、アリーナでインする人も増えそう!
アリーナ世代にもプロツアー行って欲しいですからね、おじさんばっかりじゃ流行りません。
山本
プロツアーの門戸が広がったことは単純に良い事ですよね。最近のプロツアーは出るのが大変で、リアルでやろうと思ったら店舗大会→地域チャンピオンシップ予選→地域チャンピオンシップという3段階の予選システムですが、アリーナなら1回の予選で済みますからね。もし今本格的に競技に復帰しようと思ったら、このアリーナ予選に絞って挑戦すると思います。
覚前
より多くの人が楽しめるようなシステムになった気がしますが、大きな変更ではない気がします。
これは個人的な希望なのですが3ヶ月を1サイクルとして、1ヶ月終了時点でのランクの順位によってポイント付与。アリーナオープンやそれに準ずる大会の上位者にポイント付与。3ヶ月で集めた合計ポイントの上位数人が本選の権利とかならヤル気でるんですが、きっと今の時代には合わないんでしょうね(笑)

 

4月3日 市川さんがMOの「クリエイター・プログラム」に参加
MOでの配信者らに特典を設けるプログラムに応募し、通過しました。これにより全カードを使えるフルストックアカウントを提供され、配信で使うことができます。ただしフルストックアカウントでは一部のイベントに出られないなどの制限があり、市川さんとしては「本アカウントで買いたくないカードとか、このデッキ弱そうだからチケット減りそうだなとかがあったら使おうかな」とのことです。

 

4月10日 ストリーマー・イベント
MTGアリーナにて、招待者が限られている先行体験イベントに市川さんが招待されました。プロツアーの調整に入っていた市川さんは少しドラフトをプレイしたくらいで、あとの枠を八十岡さんも使ってプレイしました。

 

4月19日 『サンダー・ジャンクション』発売
八十岡さんのレビュー記事はこちら。

 

4月26-28日 プロツアー『サンダー・ジャンクション』
シアトルで開催。発売直後のドラフトとスタンダードによる、準備時間の短いプロツアーでした。

 
市川さんの場合
サンダー市川
市川さんはティムールランプを使用。1日目5-3、2日目4-4の9勝7敗で終了し、次回プロツアー参加に必要な勝ち数に1勝足りなくてチェインならず……。今後エリア予選や、MOでの予選などに出て次のプロツアー・アムステルダムを目指すことになります。とはいえ所属していたチーム「森山ジャパン」がトップ4に3人入るなどメンバーが軒並み絶好調だったのは素晴らしい結果でした。

Staff
ティムールランプを選択した理由は?
市川
プレイに慣れていたのが一番大きいですね。
エスパーミッドレンジ、ボロス召集、アゾリウスコントロール、版図ランプとチーム内の選択肢はそれなりにあってそれなりに回したんですが、ラダーベースですら他のデッキで勝率が全然出ませんでした。
あとエスパーに五分(は言いすぎかも、ちょい不利)、ボロス召集と版図ランプに有利とメタゲーム上のポジションは悪くなさそうだなと思いました。
Staff
チーム森山ジャパンのメンバーが選んだデッキはバラバラでしたが、チームの好成績の理由は何だとお考えですか?
市川
今のスタンダードでベストデッキって結局まぁなかったなという結論で、そうなるとチームデッキが一個出来なかったのは悪くなかったのかなという印象です。
意見を出し合って、だけど別にすり合わせはしないw
自分のプレイスタイルにあったデッキを選んだ結果好成績、って感じなんじゃないかな。
Staff
ネイサン・ストイア選手ですら予選に出なければいけないそうですが、現状のプロツアーのシステムに関してご意見をお願いします。
市川
通年のプロポイントシステムのほうが、安定したプレイヤーはプロツアーに出場しやすいです。
現行のシステムだと初日落ちがヤバすぎて(出ていないのと同じ)、初日落ちした瞬間に窮地に陥ります。
私もネイサンくんも初日落ちがプロツアーから弾き出された大きな要因ですしね。ただ、AMP(※注)というシステム自体は結構好きです。
シーズンごとにプロポイントシステムを作るとどうしても後半はプロポイントがいる人/いらない人で二分化されてしまって、トスが発生してしまうのでどの試合も将来的に自分に影響が出うる今のシステムは素晴らしいと思います。
なので初日落ちにもう少し優しくしてもらえればそこまで不満はないですw
あと、店舗予選だけ絶滅させてくれればw
こんな回りくどいシステムなのは日本だけ!
予選系はどのような方針で出るか考えていません。
近場の店舗予選だけ行くとか、関東圏のプレミア予選だけ出るとか、MOに比重を寄せるとかいろいろ考えてはいます。
しかし、とりあえずチャンピオンズカップファイナルで権利を獲得するかもしれないので、それの結果を見てからですかね。
スタンスは変わってもMtGを辞めることはないです!
(※AMP:「精算マッチ・ポイント」の略。直近3回分のプロツアー成績によって得たポイントの合計次第で、次回以降のプロツアー権利が得られる。)

 
八十岡さんの場合
サンダー八十岡
1日目、ドラフト3-0でスタートしましたが構築が1勝2敗2分とふるわず。
2日目に一気に取り戻して最終的には10勝4敗2分まで持ち直し16位に滑り込み。
青白コンは勝ち組でデッキ選択はよかったものの、デッキ調整でグリクシスに時間を割きすぎたためこちらに手が回らず完成度が低い状態だったとのこと。

Staff
青白コンを選択した理由は?
八十岡
他のデッキ諦めたのが残り2時間前ぐらいで、一番さっと組めそうだったから。
ミッドレンジ環境になっていて切り崩しなどの除去も増えているタイミングでもあったからドメインとか青白のようなデッキがいいなとは感じてた。
Staff
発売後間もない今回のプロツアーでは、限られた時間でドラフトと構築を準備しなければいけなかったと思いますが、どういう優先度で調整しましたか?
八十岡
優先度とかは気にしたことがない。
ドラフトはリアルで1日とアリーナでちょこちょこ。
新環境スタンは最後の2、3日。サンダージャンクションが出る前の環境はある程度は追っているので把握はできている。

↓直前まで調整していたデッキたち

 

 

 

■チームメンバーへのマジック・アンケート

Q. 『カルロフ邸殺人事件』から、1パックに入るレアが多いプレイ・ブースターを使うようになったことで、リミテッドにどのような変化が起きましたか?

八十岡「ドラフトは少しの変化ですが、シールドは劇的に変わりました。レアが約2倍でアンコの枚数も増えてますからね。
ドラフトに関しては再現性が低くなったので、より練習環境とリミテッドの練度が大事になってくるなと思いました。」

市川「コモンの組み合わせで再現性を求める、みたいなアプローチはほぼ消滅しましたね。
コモン組み合わせても勝てないので、レアリティの高いカード同士をどうやって組み合わせるかって感じですね。
シールドはプール格差が顕著になったのでおみくじゲーの要素が強くなりました。
リーグドラフトも似たような形ですが、卓ドラフトはそこまでの差分を感じません。
自分のパックから強力なレアが3枚出ても全部取れるわけではないですからね、卓内に撒かれて平均化します。」

山本「コモン枠の代わりにレアが入る事でよりレアゲーになったのは間違いないですよね。新規プレイヤーがレアでより勝ちやすくする、それによってリミテッドの楽しみを知ってもらう、というウイザーズの方針なのかなと思いました。」

覚前「プレイブースターに変わったことによって、1枚で勝てるカードが増え、結果的に
強力なカードの枚数+マナカーブを埋める20枚+土地17枚
みたいな形がより顕著になったイメージです!
あとサンダージャンクションのドラフトはまだ数回しかしていないので手探りの状態なのですが、アンコモンでレアクラスに強いカードが緑絡みで多くドラフトでの多様性がなくなるのではないかなと思います。
それにより戦略が固定化されるイメージを持っています。
現状ですと、同じ強さのカードが5色全て1パックから出たとしたら迷わず緑に絡みそうなカードから取るみたいな感じがセオリーになりそうな気がしてます。
横との駆け引きから、強力なカードの叩きつけ合いになりました。」

Q. カウボーイ・ビバップとのコラボが話題になりましたが、見たことはありますか?
もしくは、ほかに「Fallout」コラボ、初音ミクのシークレットレイアーなどいろいろなコラボが発表されていますが、それらに関してもし何か思い出などがあれば教えてください。

八十岡「流石に世代なんで見てますね。
初音ミクは結構好きですね。音ゲーも結構やってたり最初のミクパも行ったりしました。最近は全然追いかけてはないですが。」

市川「全話見たことあります! でも正直あんまり覚えてないです!」

山本「見たことないです! 最近発表された中ではFFコラボのやつに期待してます!」

※覚前さんは特になし

Q. 6月に出る『モダンホライゾン3』の情報が出ましたが、現段階で注目している/気になっているカードはありますか?

八十岡「現状は特にないですね。単品カードが多いですし。」

市川「現状はあんまり。エスパー御霊が好きなので1マナでルーティングできるようなカードの登場に期待!」

山本「《拒絶の閃光》
最強の《取り消し》。見たままの強さでデッキによっては《意思の力》より強い可能性があると思います。《氷牙のコアトル》や《瞬唱の魔道士》等と一緒に使いたい!」

拒絶の閃光

覚前「《ウギンの迷宮》がどのくらい壊れたカードになるのか楽しみです!
基本の5色は同じようなカードの亜種が出てますが、無色のカードだけは我が道を行くように強化されまくってる気がしてます。」

ウギンの迷宮

 

 

 

■おまけ:最近の1枚

山本「最近1日10時間ぐらい椅子に座ってるのでゲーミングチェア買い換えました。疲れたら足を伸ばせるので快適です。」
山本

 

覚前「最近はサウナにハマってます!
サウナグッズ探したり、整いにいったりと、無心になれる時間も大事だなと定期的に通うようになりました。」
覚前

 

八十岡「シアトル行くたびに行ってたピロシキ屋さんがまだあった&朝から並ぶぐらい人気店になってて驚きました。隣のスタバ一号店も早い時間から行列出来てましたね。」
八十岡

 

市川「プロツアーにて、いつぞやのグランプリシアトルで食べて印象深かったクラムチャウダー&ロブスターサンドに再開しました!
変わらず味に感動!しましたが、値段は2倍以上になってて足が震えました。」

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