2023年・秋のTeam Cygamesだより
2023年8月から10月までの、Team Cygamesメンバーの近況をお届けするまとめ記事です。
トーナメントシーン最前線を走る八十岡さんと市川さんの2人は、世界選手権に出場など今夏も皆さんの目に触れる機会が多かったかと思います。また、市川さんは先日ご結婚というめでたいニュースも飛び込んできました。大変おめでとうございます!💐
残りの2人のうち、山本さんは先日、マジックプレイヤーたちが登山に行った時に元気そうな姿を見せていました。また覚前さんは「基本的にはトレード(投資の一種)を中心に考える生活をしています。マジックに関しては『エルドレインの森』のリミテッドやスタンダードをMTGアリーナでやっています。良いスタンダードのデッキが出来たらマジックオンラインでのイベントに出ようと模索中です!」とのことです。
■2023年秋振り返り
サイン会の合間に、デッキ診断の要望にも応える八十岡さん
市川さんいわく「プレビューカードは(そのプレイヤーを映す)鏡」とのことですが……。
私の新セット『エルドレインの森』プレビューカードはこちら、《下水王、駆け抜け侯》!
3マナ3/3という高スタッツでありながら戦闘開始時にトークン生成、墓地対策を兼ねるユーティリティなカードです!
これからのスタンダードでよく見るカードになるんじゃないのかな???どうなのかな~#MTG #WOE pic.twitter.com/lg4ssVF1jL— Yuuki Ichikawa (@serra2020) August 17, 2023
コンプリート! pic.twitter.com/LsqFUrHpp2 — Yuuki Ichikawa (@serra2020) August 19, 2023
一方八十岡さんは「結構勝てそうな所からやらかしてノーマネーでフィニッシュ」とのことでした。
例年であればここでスタンダードがローテーションするはずでしたが、今年から3年に延長されたことにより、新セットが追加されただけとなりました。
●市川さんの場合
市川さんはプロツアーで着実に勝ちを重ねたことにより、累積ポイントで出場権を獲得。
デッキはメタゲームの中心でありつつやはり最強ということでエスパーミッドレンジを選択。
最初のドラフトが9人卓で、不戦勝を得られる可能性があるため「今日はツイてるな」と喜んだのですが、すぐに8人に戻ってしまいがっかり。そのまま初手に取った《有角の湖鯨》を9ゲームで一度も引かず1-2でした。
その後、スタンダードラウンドで3-3まで持ち直しますが、最終戦は調整仲間の平山玲さんとのミラーマッチとなり、平山さんの《眼識の収集》がクリティカルヒットして負け。
初日突破ラインがプロツアーよりも厳しい4-3だったので、残念ながら初日落ちとなりました。さらにラスベガスの乾燥のひどさにやられ、体調を崩してそれからしばらく配信もお休みとなってしまいました。
市川さんのレポート記事はこちら。
第29回マジック世界選手権 前編
●八十岡さんの場合
八十岡さんは今年2月のプロツアー・ファイレクシアでトップ8になったことよって出場権を得ています。
選択したのは「楽しいデッキだったから」という理由でフェアリー。
ドラフトはパックが弱く1-2。しかしスタンダードを連勝して4-2まで持ち直したのち、最終戦は激戦で引き分けて2日目に進みました。
2日目、ドラフトは2-1くらいできそうな内容でしたが、7ターンすべてのドローが土地(!)だったりなどもあって久しぶりに0-3。その後もひたすら事故ばかりのつかない日でした。ラスベガスという場所と相性があまり良くないらしいので、来年は別の場所で開催してほしいですね。
10回戦
1本目マリガン後沼と占術土地でキープするも一生土地2枚で負け。
2本目 左の7枚初手で来てえーやんからのドローマジで全部土地で負け。対戦相手も驚いてた。
かなり久しぶりに0-3した。 pic.twitter.com/JLiA9Oam1W— ヤソ (@yaya3_) September 23, 2023
登頂したり、下山して温泉入ったりと最高な瞬間もありますが、心配性なんで遭難したらどうしようとか思っちゃいます。
また行きたいところですが、冬山は怖いので次は春先になるのかなと思います!
市川さんは8月に続き、またも2日目4-1で2千ドルを獲得しました。八十岡さんも1000ドル獲得しています。
ピックは普通ですが、プレイやサイドボーディングは他の人よりは上手いと思います。(キリッ
アリーナのイベントはジョインする時間が決まっていますが、ピックとプレイは時間内であれば後ろに倒せるので、よくジョインボタンだけ押して寝てます。
アリーナオープンだと1回目と2回目のドラフトの合間が空けば空くほど辛いので、1回目は結構後からはじめました。
でも2回目のドラフトは眠くて集中力切れまくり&ミスりまくりだったので、2000ドルは運が良かったです。
アリーナオープンは期待値MAXイベントなので、これからも積極的に参加します!
■チームメンバーへのマジック・アンケート
Q. マジックが30周年を迎えて、記念のイベントが開催されましたが行きましたか? また、30周年に関してのコメントをお願いします。
市川「見てきました! 30周年と言われてもピンと来なかったんですが、いざその膨大なカードたちを見てみるとすごいことなんだなと感じました。
自分が死ぬまでMtGに続いてほしいので、50周年、100周年も期待!」
八十岡「(イベントについて)正直なところ原画とかはもうちょっときちんと飾ってほしかったですね。個人的には25周年のほうがよかったです。
35周年40周年の時も現役で頑張っていたいですね。」
山本「予定が合わずイベントは行けませんでした。20年前はまさかマジックが30年も続くとは思っていなかったです。きっと姿形は変われどマジックは50年続くと思います! なので50周年イベントに期待しています!」
覚前「30周年おめでとうございます。
数十年前に日本に入ってきたばかりのマジックはゲームショップの片隅で売られてたりしたのがほとんどで、一部の物好きのカードゲーマーたちが触れていた程度ですが今では専門店も多くなりマジックのファンも増えたと痛感します。
カード自体のデザインの多様性、プロプレイヤーの在り方など時代に合わせて良い方向に考えられたからこそ、これだけ長く続いているのだと思います。
インターネット社会になりつつある未来にどのように変化していくのかも楽しみにしたいと思います。」
Q. 『イクサラン:失われし洞窟』について、今出ている先行情報の中で気になるカードはどれですか?
市川:《溶鉄の崩壊》
スーパー《戦慄掘り》。パイオニア/モダン環境のラクドスをアップデートする1枚。どちらも手札やクリーチャーに干渉することは容易でしたが、置物にメインから対処できるようになるのはすごいの一言です。
山本:《不穏な投錨地》
ミシュラ大好き人間としてはどの色のミシュラも強そうに見えるのですが、あえて1枚選ぶなら青白の《不穏な投錨地》。パイオニアの青白スピリットにピッタリの土地ですし、コントロールの軽いフィニッシャーとしても強そうです。いろいろな環境で使われることを期待してこの1枚!
覚前:《飢えた亡霊》
4マナ4/4 2ドローに追加能力がついていて単純に壊れてるので、自信ありの1枚です。
現在のお店での販売価格が50円なので、あるだけ下さいと言いましょう(笑)。
八十岡:《名もなき都市の歩哨》
(※編注:理由は未記入でしたが、発売日には八十岡さんのレビュー記事がアップされますのでそちらをお楽しみに)
■おまけ:最近の1枚
市川「みんなで山に登って来ました。」
山本「弘法山で撮った1枚。」
八十岡「スーツ新調しました。」
覚前「秋になり過ごしやすくなったのでウォーキングを再開。
そんな中撮った1枚の写真です。これが何かわかりますか?
答えは太陽の塔の裏側でした~」
登山はお金かからなくていいですね。筑波山ぐらいは攻めたいですね。