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公式声明:渡辺 雄也

statement

今回の一件についての自分のこれまでの発言を読んだ上で、 Magic: the Gathering のプロプレイヤーとしての自分を支援してくださっている皆さんに感謝しています。私はプロリーグの一員としての自分に誇りを持っています。今、自分はプロプレイヤーとしてのキャリアの全盛期にいると思っており、輝かしい未来のある組織(MPL)の一員でいれることをありがたく思っています。

自分が現状置かれている状況を踏まえた上で改めてお伝えしますが、10年以上のプロプレイヤーとしてのキャリアの中で不正行為を働いたことは一度もありませんし、今後もないことを保証できます。マジックという競技自体と、マジックコミュニティに最大限の敬意を持っています。

無数の試合を通してマジックと共に生きてきた自分にとっては、マジックが自分自身を形成していると言っても過言ではありません。これまで不正をして試合に勝とうと考えたことは一度もありません。また、今の自分が不正をしてまで勝つことで得られるものは何もありません。長年の努力を通して、世界中のマジックプレイヤーやファンたちの信頼を得ることができていると思っています。

特に2016年に殿堂入りしてからは、若い世代のプレイヤーたちの目指す姿、ロールモデルとして、最高位の品位とスポーツマンシップを持って振舞うことの重要性を理解しています。マジックへの敬意、誠実さ、愛を彼らに示せるよう意識しています。

 

それらすべてをこの時点でドブに捨てることは、道理にかなっていません。不正することで失うものが大きすぎるためです。

正直に申し上げると、ロンドンの Mythic Championship で自分に何が起こったかいまだ理解できていませんし、とても悲しく、残念に思っています。

大会中、自分のデッキはジャッジによって複数回確認され、問題無いという判断を下されていました。もしスリーブにカードを区別できるような印がついていたとしたら、自分はすぐにスリーブを別のものに替えていました。ジャッジに問題ないと言われたときジャッジの言葉を信用していました。

 

改めてになりますが、なぜスリーブがあのような状態になっていたのか自分には分かりませんが、自分がしたことではないことは断言できます。試合後にジャッジに指摘されたときに初めてあの状態になっているのを見ました。自分がこよなく愛するマジックで不正をして勝とうと思ったことは一度もありませんし、これからもありません。

 

 

渡辺 雄也

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